ナイスなアドバイス

先日の練習試合では女子3人のサーブがイマイチで、成功率60%とか70%という厳しい状況でした。そこで今日の練習はサーブの調整を主として行いました。

ここで今日のヒーローになってくれたのが男子のR一。10日に参加した女子の練習試合に応援に来て、上手な子のサーブを観察しながら完全にコツを身につけた子です。この子に、
「女子のM緒とM奈にサーブのアドバイスをしてくれよ。」
とお願いしてコーチをしてもらったところ、これが素晴らしいコーチングなのです。

「ボールは高めにかまえて、力を入れずに打つんだよ。」
「サーブを打った後に“おへそ”を前に向けるようにするといいよ。」
「ボールの真ん中を打つようにするんだよ。」
「M奈は力を入れすぎているからもっと軽く打った方がいい。」
「手を振り切ってしまわないで、止めた方が回転がかからなくなるよ。」

そしてアドバイスした後に自分でサーブを打って見本を見せてくれる。
あまりにも適切なアドバイスにとなりで聞いていた私も驚きました。もともと心の優しい子なので、聞いている方も自然に笑顔があふれてきます。女子2人のサーブが良くなったのは言うまでもありません。

この子の天才的なコーチングを見ていて私も
「君は学校の先生を目指すといいと思うよ。一生懸命勉強して先生になりなよ。これだけ上手に教えられる人はなかなかいないよ。」
と言うほどでした。

人に教える力があるということは、その技術を確実に理解していないとそうはならないわけです。また教えるという活動を通してその子自身がもっと上達することが期待されます。
子ども同士での教え合い。指導者の足りない辰巳ジャンプではこうした取り組みも考えていいだろうと思いました。

今日はR一くんに教えられました。
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朝方感じたことを忘れないために

今日の朝、コーヒーを飲みながらふと感じたことを忘れないうちに書き留めておきます。

今年のペプシ予選はものすごく早い時期にスタートし、例年ならば予選がスタートするような時期に支部予選が終わってしまいます。おそらく多くのチームがこの予選の時期の早さに戸惑い、違和感を感じていることでしょう。私も今朝までそうでした。「完成したチームで大会に臨みたい」と指導している立場ならば思うはずです。

しかし、私の脳裏にこんな言葉が浮かんできました。
「小学生バレーボールに完成などというものはないのではないだろうか。」
「その時点での最高のパフォーマンスを引き出してあげられればOKなのではないか。」
「チームを卒業するその日まで子どもたちは成長し続け、さらに卒業後ももっと伸びていく。だから完成という言葉はあてはまらない。」
そんなふうに考えると自然とあせる気持ちは消えました。

あとは他チームとの競争ですね。どこが一番早く走れるかどうかの。

きっとベテランの指導者の方には「そんなこと今頃いっているのか。」と思われてしまうでしょう。私の戯れ言でした。
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