実は、私の心の中には「江東区大会決勝戦を辰巳男女でやりたい」ということが、全国大会出場以上に強くあったのです。それが今日達成できました。女子はめずらしくくじ運に恵まれて、楽に優勝できました。男子がよく頑張って、決勝戦に勝ち進んでくれた。準決勝を2点差で勝った時には、「これが辰巳ジャンプの集大成だな」と思えました。
全国大会出場は本当にすごいことです。できることなら行きたかった。しかし今だから明かしますが、正直なところ、私の中では4月時点で半分あきらめていたのです。女子の全国出場のために男子を見捨てるわけにはいかなかった。だって、男子だって一生懸命頑張っているのですから。
だからこそ、江東区の大会で男女で決勝戦をやりたかった。
今年1年間、江東区のチームの中で、辰巳の男女が一番頑張ってきたという証明がほしかったのです。
同チームの決勝戦は、私が江東区に来てからは初めてのことです。
このことからも江東区で男女チーム決勝をやったことが、いかにすごいことなのかを理解していただきたいと思います。
辰巳ジャンプの関係者は、心から子ども達をほめてあげてください。お願いします。
決勝戦は体力に余裕のある女子が楽勝しました。本当に強かったですよ。おめでとう!
男子は決勝に来るまでの道程が厳しかった。準決勝をフルセットで勝った時点で、エースは足をつってしまい、ほかのみんなも満身創痍。
「君はなぜ山を登るのか?それはそこに山があるからだ」
そんな言葉がふさわしい男子の頑張りだと私は思いましたよ。よく決勝戦に登ってきました。応援していた保護者の皆さんはどう思いましたか?
これで江東区バレーの歴史に一つ足跡を残すことができました。
ジャイアンツの原監督ではありませんが「私には夢があります。」
次々に顕れる夢に向かって、明日もまた前進します。