イメージだけで描くマインドマップ【授業研究】

コツコツと実力をつけてきた子ども達。

先日は研究授業で、マインドマップの「7つのルール」に則り、基本をきちんと身につけた状態を、参観された多くの先生方にお見せした。マインドマップをかいている時には「完全にフローの状態(集中しきった状態)で、とても小学生とは思えないほどすごかった。」「中学3年生レベルの集中力とまったく変わらなかった。」というお褒めの言葉もいただいた。

誰一人、ひとことも無駄話をしないで20分近く作業し続ける姿は、マインドマップの大人向け講座などでも見られるもので、それと変わらぬ状態を小学生段階でも生み出せることを証明できたと言えるだろう。


何事もスモールステップでレベルアップしていくことが肝心である。

そこで今日は一歩だけ階段を上がった。しかし、その一歩は一段上がりの一歩ではなく、2段抜かしで上がった一歩だ。

何をしたのか?

与えた課題・・・
「理科の学習番組を見て、文字を使わずにイメージだけでマインドマップをかいてみよう。」

初めてのチャレンジ。それほどはできないだろうと予想していた。できなくてもいい。これをきっかけにイメージをかく意識が深まり、習慣につながれば良いと思っていた。イメージでかけば脳が活性化される。全脳思考でフル回転させられる。これを3ヶ月も続ければ、本人が創造もできないほど能力アップする。

だから何でもいいからかいてくれればいいと思っていた。
ところが今回もまた、こどもたちの力は私の予想を超え、かなり濃い内容でまとめてきた。

ためしに説明もさせてみたが、どの子も番組内容をしっかりつかんで、自分自身の言葉で説明できた。

すでに私の学級では、小学校でよくある「原稿丸読み」の発表をするようなことはまったくなくなった。マインドマップを見ながら「自分の言葉」で話をする。原稿を見ないから余談も出てくるし、思いついたことをアドリブで差し挟むこともできるようになりつつある。その説得力は大変に大きい。

マインドマップはパワフルなスーパー小学生を育てることが可能なツールである!








ペンとノートで発想を広げる“お絵描き”ノート術 マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本 (アスキームック) (アスキームック)
遠竹 智寿子,月刊アスキー編集部
アスキー・メディアワークス

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