マインドマップ 「木を植えた男」



実は、マインドマップを学び始めた頃から、1度描いてみたかった本があった。
『木を植えた男』(ジャン・ジオノ著)である。
それをとうとう描くことができた。

マインドマップにするために再読したのだが、あらためてこの本の良さに気づくことができた。その中でも強く自分の頭に残ったのが次のことだ。

「ひとつの創造が新たなる創造を生み、さらにその創造がまた新しい創造を生んでいく。まさに創造の連鎖が起こっている。」

ということである。知識を求めに求め、自分の体の中に知識を満たして、そこから再構築していくのが創造といえるだろうが、賢明な創造は次の創造を生み出して「創造の連鎖」が起こる。この創造の連鎖が人間の生活にみならず、自然をも再生させていくことができる。


さて、マインドマップを描いてみようかと思っている方のために、裏技を明かそうと思う。

このようなマインドマップを描く時、いきなり正式に書き始めることはしない。まずはじめに下書きとして「速射マインドマップ」を描いてから、もう一度頭の中で練り直して清書に入る。



この写真が下書きで描いた速射マインドマップだ。

清書のマインドマップにする前に、自分の脳内を整理するために有効な手段だと感じている。


木を植えた男
ジャン ジオノ,フレデリック バック,ジャン・ジオノ
あすなろ書房

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元全日本女子監督 小島先生の言葉

今日も暑かった。

体育館に1日中いると倒れそうになる。
球出しをしていて、目の前が見えなくなる一瞬があった。寝不足の身体に暑さが応えたのかもしれない。

それはそれとして、なかなか上手くならないなぁと思っていた辰巳ジャンプも、このところだいぶ良くなってきた。
何よりも、一人一人の意識が高まっている。
それを感じたので、今日はこれまでやってきたキャプテン中心の精神力アップから脱皮し、一人一人のメンタルを強める指導に切り替えることができた。

バレーボール経験半年の子が一番厳しい指導を受けた訳だが、それに耐えられるだけの気持ちがあると思えるし、そう信じているからこそ厳しくした。


何を伝えたかったのかというと、ひとつは自分の意思で練習するのと、やらされて練習するのでは大きな違いがあるということだ。

そして次に繰り返し言い続けたのは「最後まであきらめるな!」である。

スポーツの練習は自分の生活の中に習慣化される。例えば、運動会でよく行われる短距離走で、少し遅いからと言って走る前からあきらめている子がたくさんいる。どんな状況の中でもベストを尽くすという練習を小学校の6年間続けるのと、手抜きをすることを覚えて全力を出さない練習を6年間続けるのとでは、まったくちがう人格形成がされるだろう。

「あきらめる」ことを練習中に繰り返したら、それが日常生活の中にも定着してしまう。そういう人は、勉強や仕事でも苦しくなったら手を抜く習慣がついて損をする。想像してみてほしい。何百本というレシーブ練習をしているのだ。その1本1本で「あきらめ」の気持ちを持って練習していたら、それが強化されて苦しくなったら逃げる人間になってしまうではないか。

それは悲しいことだ。

せっかく私の指導を受けているのだから、
「できなくてもチャレンジ!それでできなくても、できるまで何度でもチャレンジ!」
こういう習慣を心に刻み付けてほしい。


最後に、元全日本女子監督・小島先生の言葉が辰巳の体育館には掲示してある。それを暗記することを宿題としたい。

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小島 元全日本女子監督の「基礎・基本マスター度をはかる基準」
長い間悩んだ末に、私が到達した基礎・基本のマスター度をはかる基準は次のようなものになった。

①「おはよう」「こんにちは」が大声でいえる。
②きちんと返事ができる。
③注意されるとき相手の目を見ている。
④コートの中で大声が出せる。
⑤人の言葉を素直に聞ける。
⑥構えているとき口を真一文字につむれる。
⑦コートの上以外で指導者を非難しない。
⑧練習が終わったら「お疲れさま」の一声がかけられる。

つまり、私たちが人間として、またチームの一員としてしなければならない最低の礼儀である。すべて小学生でも知っていることである。しかし、知っていることと「できる」ということは別物だ。もし、疑うのなら自分の周辺にいる人をチェックしてみたらいい。
 基礎・基本だって誰もが知っている。しかしできない。私は、この“差”こそが、選手の価値を決めているのではないかと考えたのである。

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