保護者の思い・・・読み聞かせ 『シニガミさん』

シニガミさん
宮西 達也
えほんの杜


今日の保護者ボランティアさんによる読み聞かせ。タイトルはちょっとビックリしますが、内容はオオカミさんとブタさんの思いやりにあふれる心の交流を描いたものです。
子どもたちは、聴き終わった後にこんな会話をしていました。(学習後に会話の話題になるということは、子どもたちの心に響く内容だったという証拠です)

「最後のさ、あの赤い花をがけの下にオオカミが取りにいった所なんだけど、だれも生きて帰ってこなかった場所なのに、帰ってこれたなんて、奇跡だよね!」
「うん、うん、オオカミが命をかけて取りに行ったから、花を取れても死んでしまうと思ったけど、無事に帰れて奇跡だよ!」

様々な情報刺激を受けて、いろいろなことを考え、子どもたちは心の豊かさを広げていくのですね。

朝の忙しい時間に来て下さる保護者の皆さんに感謝です。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ドラマ「Q10」から論理的発言力を考えてみる

今、小学生女子に大人気のテレビ番組「Q10」の中で語られた言葉を引用して、論理的発言力について述べてみようと思います。そもそも「論理的発言力」という言葉があるのかどうか知りませんが、小学校の授業で発言される意見や教師の言葉を論理的にするために、そんな言葉を使ってみました。

引用するのは、池松壮亮さんが演じる「久保武彦」が語った言葉です。久保武彦とは主人公の一人「平太」が病院に入院していた時からの友人で、今も引き続き重い病気で長期入院している高校生という設定です。

その久保君がこのようなことを語ります。

「あせっているとか、悔しいとか、この先どうなってしまうんだろうとか、思っていること吐き出したいけど、言われた方も困るだろうしさ。大丈夫だよとか、何の根拠もなく励まされてさ、おれの方もさ、『ありがとう、がんばるよ』ってさ、何をどうがんばればいいのか全然分かんないのにさ、言ってみたりして、うっとうしいよな。」


ああなるほど、この励まされ方は、まったく“論理的ではない”から説得力を持たないのだな。具体的な根拠を示すことができればちょっと違う感じで伝わるんだろうな。そんなことが私の頭に引っかかったわけです。


これを「三角ロジック」に当てはめて考えてみると、こうなるのではないでしょうか。

重病なんだけども「直す方法=根拠」を具体的に示し、進むべき方向性を見えるようにする。
そのために明らかにできる数字的なデータはすべて把握する。
これによって、何をどうがんばれば良いのかを明らかにする。

さらにより優れた行動化を引き出すために、同苦し、共に悩み、寄り添うような気持ちを持つことで、前進への「気づき」を得られるようにしていくこと。「そうか!こういう実態だから、こんな風にがんばれば良いのか!」「自分にはこんな役目があったのか!」「こういう現状だから、自分の夢はこういう夢にしたい!」というようなものが生まれてくれば何かが変わっていきそうだ。

もちろんここに書いた内容は、現実的なものではなく、ただ論理的な発言力に直したらどうなるだろうかと考えたつぶやきみたいなものです。なので、この文章で何かを伝えようとしているわけではありません。ただ、テレビドラマもなんとなく見るのではなく、そこから何かを考えるような見方を子どもたちにはしてほしいなぁと思っています。

身近なドラマについて書いておけば、きっと子どもたちの中に、ドラマを見る時にいろんなことを考える子が現れるかもしれないなと思ったので、つまらない内容でしたが書いてみました。



読んでいただきありがとうございます。
できましたら応援の1クリックをお願い致します。


にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へにほんブログ村


マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
クリエーター情報なし
小学館
コメント ( 0 ) | Trackback (  )