辰巳ジャンプの今日は、ミカサ杯教育大会の2日目。ここで上位に食い込めるかどうかの大事な試合ではあったわけです。
しかしながら、今のチーム状況は、試合の勝敗を優先に考えた方が良いのか、選手育成を優先した方が良いのか、とても難しい局面だと感じています。勝敗という点で今日の試合結果を考えてみたら、チームをどう前進させたら良いかという私の迷いがあらわれていたのかと反省しなくてはいけないのかなと思えますが、選手育成という視点で見たら大前進だとも言えるのです。
そこで大前進したことだけを記事にしておきます。
うちのチームは、なんとこの1カ月で6人もの部員増加をし、さらにまた新しい子から「体験入部」の連絡も受けている状況です。6人以上の新入部ということは、新しいチームが1チームできたというほどの“激変化”がチームに起こっているのです。しかも入ってきた子どもたちの能力がとても高いし、練習を1度も休まずに、本当に楽しそうにバレーボールをしている。チーム経営者としては、この新しい部員たちを「バレーボール大好き小学生」に育てていくことが求められている現状です。
こうした目的で、今日の試合を評価した場合、新しいメンバー全員を試合に出し、試合間の練習でもレギュラーではなく新入部員相手に練習をしていたのも、長期的なチーム経営を考えてのことでした。その結果、子どもたちに「私もレギュラーになりたい!」「私を試合に出して下さい!」と言わしめたことは最大の成果となります。試合後に、新入部員の5人を集めて話しをしましたが、全員がバレーボールの面白さを味わい、自分もうまくなって試合に出たいと、モチベーションをあげていました。
さて、何気なく子どもたちにも伝えましたが、辰巳ジャンプは「0もどしをする」という考え方をしていきます。たくさんの4年生が入部した今、この取り組みを始めないと、6年生になる1年後ののチーム作りに間に合わないからです。どのポジションのレギュラーもすべて「0もどし」です。そろばんで言えば「ご破算さんで願いましては」の状況です。今日の試合で全員を出したのも、一人一人の適性を判断するためです。
ということで、部員は増えましたが、経験者と新入部員の差が大きく、しかも新入部員をレギュラーとして試合に出さざるを得ない現状では、目の前の勝ち負けに振り回されるのではなく、よりレベルの高いバレーボールを意識して試合をしているかどうかが評価の基準となります。
支援をして下さる保護者の皆様も、この辺のことをご理解いただき、長い目で見た励ましの言葉をお願い致します。
読んでいただきありがとうございます。
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