辰巳ジャンプの子どもたちのために「逆鱗に触れる」とはどのような意味なのかを説明しておきます。
今年は辰年でもありますから、このような言葉を知ることも大事でしょう。
中国の韓非が著した「韓非子」の言葉です。
竜の鱗(ウロコ)に、のどの下あたりに1尺ほどの逆さに生えた鱗 (ウロコ) =逆鱗(げきりん)が1枚だけあるそうです。もし、これに触れるようなことがあれば、竜は必ずその触れた者を殺してしまうといういことです。
君主(国王…チームの中心者…監督ともいえる)にも逆鱗(げきりん)と同じような性質がある。中心者の怒りに触れると手が付けられない意味。
今日は、ミカサ杯教育大会前、最後の練習試合。これまで作ってきたチームの実力を確かめ、さらに週末に始まる大会へのモチベーションを高め、作戦を立てるための大事な1日でした。しかし、午前中からとても寒い体育館内。十分にアップして体を温めないと動けない状況。これを体験させるために、スタート第1セットは特別な指示をまったくせず、いかに身体が動かなくなるかを体感してもらいました。続いての2ゲーム目は、やっとエンジンがかかり、ねらい通りの試合をする。
ここで冬の大会について、最重要の注意事項を私から子どもたちへ伝える。
「冬の大会は身体が動くようになるまでに時間がかかる。だからうっすらと汗をかくくらいまでアップをして準備をしておかないと、20%も力を出せずに負けてしまう。このことをしっかり覚えておいて、試合の前には十分なアップをしておくように。」
ところが・・・・・
午後の第1ゲームがうちの順番にもかかわらず、3分前になっても準備もしない子どもたち。中にはコートを着たまま遊んでいる者までいる。いったい午前中にした「試合前にアップをしろ」という話はいったい何だったんだろう?
何の意味もなかったのか?
無駄だったのか?
この子たちは本当に都大会に行く気があるのか?
誰か一人くらい「試合の準備をしようよ」と言ってもいいんじゃないのか?
他のチームはどんどんアップをしているというのに・・・
待てども待てども行動に移す子はいませんでした。
あまりにも情けない態度が、私の「逆鱗に触れた」のです。
これまで徹底的に「自主性を鍛えてきた」のに、結局は言われないと何もできない子どもたちなのかと。
まだまだ甘ったれのチームだったことを思い知りました。
試合の内容が悪くなかっただけに、心のレベルが追いついていないことが残念でなりませんでした。
大会スタートまであと5日間です。宿題に春高バレーの準決勝戦、「下北沢成徳VS東九州龍谷」の第5セットを見ることを出しておきました。試合にかける両校の思いを、少しでも自分のものにしてほしいと思います。
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