ボトムアップ指導は難しいし、新たな課題は生まれるし

この土日、近隣チームに来ていただいての練習試合となりました。2日間のセット勝敗は6勝9敗。1ヶ月前にくらべたら、かなり良い状態になってきたことは事実です。なんとなくつなぐし、なんとかスパイクまでもっていけるし、一歩ずつバレーボールになってきました。今年のチームの最大の目標は、秋の東京新聞杯で都大会に出ることですから、今はミスを恐れずに思い切ったプレーをしてくれれば、その成果が秋に現れて、道が開けるでしょう。

さて、2月から取り組みはじめた「ボトムアップ指導法」ですが、これがなかなか難しいと感じている今です。週末の土日しか指導機会がないということが、私のもっているチームイメージに近づけるために、これほど大きな壁になるのかと感じています。具体的には、子どもたちにいろいろなことを考えてもらう時間が足りない。そのため、行き当たりばったりのプレーが増え、深く考えていないから、目先の勝負に左右され、高めたい技術にチャレンジしにくい状態になっています。
たとえば、「午後からは、アタッカーはミスしてもいいから、思いっきり強く打ちなさい。」とねらいを示しても、入れるだけのスパイクばかり打ってしまうということになっています。今から強く打つようにしていれば、3ヶ月もすればかなり決定力があがるのですが、思い切る勇気が出ないようです。

そこで「ボトムアップ指導」と「トップダウン指導」の割合を、徐々に変えていくことにしました。
ファミマ杯大会期間の今は、ボトムアップ3:7トップダウン
大会後に4:6
夏休み中に5:5
秋に7:3になるようにバランスをとっていきます。


もうひとつ、現チームの恐ろしい課題が最近はっきりしました。
午前中はけっこう調子が良いのですが、お昼ご飯を食べると、一気に集中力がなくなるという傾向がものすごく強い。試合のたびに、こうした午後の無気力試合を繰り返していますので、本当はやりたくないけれども、お昼ご飯の食べ方まで介入しなくてはならないと強く反省しています。これまでの辰巳ジャンプ先輩チームとちがって、かなり手のかかるチームだなと感じていますが、指導されたことの吸収力は辰巳ジャンプ史上最高なのではないかとも思わせてくれます。

ゴールデンウイークに入ります。ファミマ杯予選、江東区民大会と、試合が続きますが、この経験を通して、子どもたちが何かひとつでも成長していけるように指導していきます。


【4月26日までの通算個人成績】
(サーブ成功率)
1位 3番 93%
2位 1番 84%
3位 2番 83%
4位 5番、6番 81%
6位 4番 79%

(サービスエース率)
1位 2番 30%
2位 8番 27%
3位 4番 25%
4位 3番、7番 24%
6位 1番 21%

(サーブ効果率)
1位 3番 117%
2位 2番 113%
3位 6番 105%
4位 4番 103%
5位 5番  99%
6位 7番  98%

(スパイク成功率)
1位 1番 56%
2位 6番 53%
3位 4番 44%
4位 3番 40%
5位 5番 36%
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