授業とは、まずは子供の理解からだろう

1週間に1回更新するかしないかのブログになっているため、常連の方が離れてしまった感じがする今日この頃です。今しばらく副役職が続きますので、以前のような毎日更新は控えなくてはなりません。なにしろ某都道府県教育委員会の管理局から、今の立場からは「あまり具体的なことは書かないように」という指導も受けておりますもので。思い切り表現もできません。

それはそれとして、最近とても強く思うことがあります。授業=教育とは、誰のためにあるのかということからつながって、教師の満足のためにあるのではない。教師の考える通りに子供たちを枠にはめていくためにあるのではない。目の前にいる子供のすべてをいったん受け止めて、この子がいったい何を望んでいるのかを十分理解したところから教育は始まるのではないのか。そんな基本中の基本を、2007年問題(急激な世代交代の時代の始まり)が継続している今の時代は、何度も何度も確認する作業を繰り返す必要があるということを、毎日のように感じています。

このお手本となるのが、映画「みんなの学校」で紹介されている大阪市立大空小学校の教育実践だと考え、日々、自分の教育実践で試しています。

大阪市立大空小学校の取り組みを追ったドキュメンタリー!映画『みんなの学校』予告編


幸い、私の学校では、私の呼びかけに応じて、3月に渋谷で上映されたこの映画を、教員がたくさん鑑賞してくれました。目の前の子供から教育を考える土壌はできています。大空小学校から学ぶことは、何も特別な子供だけの教育観ではない、すべての子供のことに通じると考えています。次は私が、より効果的、具体的な指導方法を考え出せばいいだけです。「子供のために」を合い言葉に、教師としてまた一歩、上の段階に進むつもりです。
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