1年生の生活科では、この1年間を振り返って、できるようになったことはどんなことなのかを思い出してみる学習が進んでいます。
今日も授業の中で、たくさんの「できるようになったこと」が出てきました。
・さかあがり ・なわとび ・お手伝い ・洗濯 ・簡単な料理 ・お買い物 ・漢字を書く ・牛乳を飲む ・一人でお風呂に入る ・片付け など。
これを付箋に書いて、画用紙に貼っていくと、一面がいっぱいになってしまう子もいました。
友達が気付いていない「できるようになったこと」についても、「あれができるようになったよね。」と伝え合うことも大切です。
この授業は、「自分自身との関わり」を思い出しながら、「自分の成長の振り返り」をしているということになります。
以前の自分と今の自分を俯瞰することができる学習です。これがとても大事なのです。
自分自身を客観的に見るという「メタ認知」を引き出す学習活動なのです。
ある文献によると、「メタ認知」が高い人の特徴は次のような場合が多いとあります。
(1)周りへの配慮ができる
(2)いるでも冷静な対応ができる
(3)柔軟性がある
このことだけでも、「振り返り」=「学習のメタ化」というのは大事なことなので。
一人の女子の学習感想を紹介します。
「じぶんって、こんなにせいちょうしたんだなって、ほんとうにわかってきました。せんせいにほめられてうれしかった。じぶんのことがすごくわかってきたとおもうから、ほっとした。なぜなら、とてもとてもじぶんができたかしんぱいだった。」
今回の学習活動をしたからこそ、この1年間の自分の成長を、客観的に見ることができたのです。1年間を振り返りながら、できるようになったことをたくさん書いていけたことで、できるようになったことなんてあるのかな?と不安だった気持ちがほっとした。そうした自分自身の変化も客観視できた。これは、そんな一文なのではないでしょうか。
5年生・本校に在学していた古今亭今いち様による落語教室(2月18日)