家庭科新人教員 頑張る

今日の1時間目は、5年生が初めて学習をしていく家庭科の授業に入りました。
家庭科専科教員は、今年度、新規採用で着任した教員なので、日々、「校長先生、たくさん授業を見ていただき、ご指導ください。」と頼まれています。
そこでさっそく授業観察に入ったというわけです。

今日の授業のよい点をあげます。
(1)授業の開始時には、初めての家庭科でもあるし、初めて習う先生でもあり、児童は少し興奮してしまうものです。今回は、「静かにしましょう」という指示をすることはせず、児童が静かになるまで黙って待っているという無言の指導をすることができていました。これは、年度当初に私が教員に指導した「普通の教師は言わなければならないことを指示する。良い教師は分かりやすいように解説する。優れた教師は自らやってみせる。そして、本当に偉大な教師というのは子供の心に火をつける。」というウイリアム・ウォードの言葉を、教育実践に活かした姿でした。つまり、説明せずに、自らやってみせたということです。
(2)男女とも「さんづけ」で名前を呼ぶことができている。ジェンダーフリーの観点からも、こうした姿勢は今の教員には必要なのです。すでにそれが身に付いていることは素晴らしい。
(3)写真のように、授業の予定をミニホワイトボードで提示することで、児童は見通しをもって学習することができる。
(4)「見えにくい人はいませんか。」と視力への配慮もできている。
(5)パワーポイントの教材準備にかなりの力を注いでいる。
(6)授業の中の取り上げた方がよい児童のつぶやきを拾うことができている。
(7)声の質がよく、もし児童がよそ見をしていたとしても、言葉が耳に入ってくる響き方をしている。

短時間の授業観察でもこのような指導がされていました。
5,6年生の保護者の皆様、よろしくお願いいたします。
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