児童の組織作り

4月、学校のはじまり期を「学級づくり」とよく言います。
学級集団は烏合の衆になってはいませんから、各学級で児童の役割分担を次々に決めていきます。
「日直の順番」「給食やそうじ当番」「学級内の班や班長」「学級委員長」「係分担」「委員会委員長」「なかよし班長」「クラブ長」など、決めなくてはならない児童の役割分担は、学年があがるごとに多くなります。これらの仕事を児童が主体的に行ってくれることで、学校や学級という組織は成り立ちます。
また、大人の会社の経営ビジョンと同じように、学級組織には進むべき未来イメージ、そして目標が必要です。多くの学級では、担任がファシリテーションし、児童の話し合いで決めていきます。
今週の3日間は、こうした組織作りが続いていますので、2年生以上のお子さんがいるご家庭では、「学校で何の係になったの?」「どんな係でも、みんなの役に立てるように頑張ろうね。」という話題で受け止めてくださると、きっとお子さんの励みになるでしょう。

それから、2年3組の皆さん、今日は担任がお休みだったので、1時間目の国語は特別に校長が授業させてもらいました。
谷川俊太郎さんの詩「うとてとこ」を教材にして、脳に汗をかくような、たくさんのことを考えました。
授業の最後には、「君たちは今日の授業で、言語感覚という言葉の力と、想像力という物事を思い浮かべる力が、グンと伸びましたよ。」と褒めました。
とても楽しかったようで、子どもたちは職員室に帰る私に、教室の窓からいつまでもいつまでも手を振ってくれました。
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