小学生の子供たちを成長させる保護者ポイントを書き残しておこうと思いました。
①家で自分からはバレーボールの話題は話さない
大人の思いを押し付けず、子供の思いを大切にするために、あえて大人からアドバイス的なことは話さない方が良いです。子供が相談をしてきた時には、丁寧に話を聞いてあげると良いでしょう。その際には、前向きな思考になるように、言葉かけを工夫すると良いです。
②練習ノートは、親が意識すると、子供が書くようになる
今、練習ノートを書いている子の80%は、保護者の方が書くように指示している子供たちです。バレーボールの練習は、小学生の子供たちにとっては、体育の学習と同様なので、ふりかえりをすることが非常に大事です。ふりかえりとは、自分をメタ認知する、極めて高い学習状態を生み出します。
③我が子には指導しない
大人はどうしても、子供を指導したくなります。それによって追い込まれてしまう子供もいます。このへんはバランス感覚を大人に求められます。親として指導することが、この子に必要なのか、指導しない方が良いのか、時と場合に応じて工夫できるのが大人と言えるかもしれません。9歳の壁を乗り越えようとしている4年生以上の子供たちは、保護者はあまりアドバイスしない方が良いと、私の指導経験上からは言えます。
④練習中はできるだけ人の子を指導すると親力がアップする
我が子を指導したいと思うのは、人として当然の姿です。我が子がどう頑張っているか、最も気になるはずです。しかし、それ以上に親力を高める方法があります。あえて人の子を指導することです。人の子は、大人個人の人生経験でははかりきれない生活背景があります。その一人をどう成長させるかを、指導している井上は常にそのことを考えています。私にとっては人の子のことです。私は教師としての指導力には、絶対の自信をもっています。今すぐ校長職をやめて、担任をしなさいと言われたとしても、圧倒的な高い学習レベルの学級を作る自信があります。長い時をかけて、人の子を育ててきたからです。
ここには極めて大きな責任も伴います。人の子を指導する。その責任感が親力を高めます。すべて我が子の成長に返ってきます。