地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

GWが決め時 (?)・東急8000系列の話題

2006-05-03 11:02:01 | 大手民鉄 (東急)


 ここのところ風雲急を告げているかのような東急8000系列事情。その中でも、この連休がひょっとすると最後の美味しい機会なのでは……と思われる事情をピックアップしてみることにしましょう。

◆大井町線8090系、急速に帯の貼り替えが進む!
 去る3月のダイヤ改正を機に、中央林間発の急行運用にも入ることになった大井町線用8500・8590系がグラデーション帯への貼り替え&特製ステッカー貼付措置を受け、その変わり身の早さは全ての (?) 東急ファンを大いに驚かせましたが、その時点では正面非貫通の8090系には波及せず、とりあえず一段落……と思われました。
 しかし先週から8090系についても同様の措置がとられはじめ、あっという間に約半分が貼り変わってしまいました! 詳細についてはMIYAさんのブログ「PRECIOUS..」をご覧頂きたいのですが、私も思わず泡を食ったような気分になり (爆)、大あわてで出勤ついでに大井町線に寄り道しまして、貼り替えが済んでいない編成の最後の姿を記録してきました……。
 正面窓の改造を受けながらも20年以上続いたこのスタイルが、何の予告もなく急に変わって行くとは……いやはや本当に気が抜けません。まずは、あらためてMIYAさんにお礼申し上げます。m(_ _)m



◆東「急」伊勢崎線、休日ダイヤの美味しいひととき
 去る3月のダイヤ改正から東武伊勢崎線では一気に半蔵門線直通列車が増え、これが従来の浅草準急に代わってダイヤ構成上のメインとなったのは周知の事実ですが、その結果東武線内を行く東急車がますます増え、まるで東「急」伊勢崎線になってしまったかのような錯覚を覚える方も少なくないと思います (私もです ^^;)。そんな東武のダイヤ改正、区間快速についてはブーイングの方が圧倒的に大きいと思いますが (RJ誌の取材は太鼓持ち記事だとしか思えない……)、半直急行についてはほぼ定着し、(ヨソ者のパット見ですが) 伊勢崎線自体の利用者も増えているような印象を受けます。ガラ空きのダラダラ運転だった区間準急時代と比べますと、ほぼまんべんなく椅子が埋まってビシバシ運転しているシーンというのはやはりファンとしても見ていて気持ちが良いものです (^^)。
 そして、東武線内の半直急行は、東急8500系を撮るにあたっても実に美味しい設定となっているように思われます。何せ、田都線内では東武車やメトロ車の比率が高いだけでなく、複線なのでいつでもカブられやすいというワナが……。これに対して東武の複々線での駅撮りならば、手前の緩行線に普通電車が来ることに気をつければ良いだけで、カブられる確率も低いため、次から次へと現れる8500系を安心して撮影できます (^^)。そして……時間帯によってはひたすら8500系が連続することもあり、とにかく感動的ですらあります!
 一番スゴいのは、北千住1055発の907K (久喜行) から1155発の1016K (久喜行) まで、何と7本連続で東急車がやって来ることでしょうか。それに目を付けた私は先日、まず中央林間から907K (8500系 ^^) に乗って草加へ向かい、その後新田で残りの6本を立て続けに撮影しまくりました (しかも全部8500系! ^o^)。いや~10分おきに猛スピード・大轟音で走り抜けて行く8500系を撮るのはものすごい緊張します (区間準急時代とは明らかに迫って来るスピードが段違いです)。
 もっとも、この「東急8500系の大洪水」をこのアングルで撮るなら明るい曇りの日がベストですので念のため……。
 その後、これらの運用で北上した8500系が折り返してくるトブコ発1214~1314の急行は、8500系を順光で撮る最高のひとときとなることは間違いないでしょう。
 しかし、これも今後5000系の運用数が増えればだいぶ様変わりしてしまうわけで……8500系のパラダイス状態を記録するなら今のうちでしょうか (なお、現状でも5000系が入ってくる可能性は当然あると思いますので、悪しからず……)。