先日、東急の今年度設備投資計画が正式に公表されましたが、その中でも特に衝撃を受けたのが、5000・5050・5080系を合わせて97両新造するという計画です。もうこれだけ一気に投入されてしまうと、あれだけたくさん走っていた小田急4000・9000形がここ2年間で一気に全滅してしまったのと全く同じように、大井町線と東横線で辛うじて残っている8000系の命運は最早ひとたまりもなく……遅くとも今年度末限りだという悲しい現実が目の前に迫っていることを痛感させられます (ToT)。とりあえず、伊豆急かインドネシア国鉄に行けば今後も引き続き乗車と撮影を存分に楽しめることは言うまでもないわけですが、やはり物心ついた頃からの長い付き合いである8000系が登場36年目にして東急線上から消えてしまうというのは……分かっていたとは言え時間の流れの無常を感じますね……(-_-)。
というわけで、黄金週間中に帯色変更中の大井町線8090系を記録しに行った際、めでたく運用に入ってくれた8001Fも思い切り気合いを入れて撮影しました! 大井町線で最後まで残った8000系3編成のうち、8003Fは昨年インドネシアへ行き、8005Fはドア故障事故で完全に予備車扱いになってしまい……本来ならば一番最初に運用を離脱してもおかしくなかったトップナンバーがこうして一番最後に残っているというのは本当に不思議なことですが、今度東横線から8590系が転入してくれば確実に離脱の運命が待っているわけですから、撮影して別れを惜しむのは本当に今のうちだという思いがますます強まっています。
しかも、上の画像は上野毛~等々力、下の画像は等々力~尾山台での撮影で、これから等々力駅の地下化&急行通過線新設工事が始まれば、この風景自体がガラッと変わってしまうはずです……(上の画像の場所など、そもそもすぐ横を等々力渓谷が流れているという状況でどうやって工事スペースを確保するのか?と思うのですが)。消え行く8000系と激しく変わりゆく大井町線、その両方を同時に記録するちょうど良いカットにはなったな、と思っております。