地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東関東新緑DC紀行 (5) 茨城交通の準急色

2006-05-21 22:34:25 | 地方民鉄 (関東北東部)


 多忙や他の話題で少々間が開いてしまいましたが、東関東のDCめぐり、まだまだ続きます。小湊鐵道からさらに北上しますと、次は関東鉄道や鹿島鉄道、それに鹿島臨海鉄道ですが、取りあえずこれらの場所は通過し、一気に茨城交通へ!
 ……そう、去るゴールデンウィーク中に実施されたイベント走行を撮影して来たのです (^^)。一応、今回の茨交イベント走行では、旧国鉄色を三者三様に再現したDCたちによる三重連がひときわ注目を浴び、例えば中根周辺などの撮影地ではカメラの大放列が出来たとかで、その結果実にいろいろなサイトで三重連の模様がアップされていたようですが、個人的には「この三重連イベントに付き合うと間違いなく人が多過ぎて疲れそうだ……さりとてスカ色や準急色は是非撮っておきたい」と思いまして、人がそれほど集まらなさそうな国鉄色2両単行の日 (5/4) を選んで訪れました。
 とはいえ、そこはゴールデンウィーク。沿線はちらほらとそれなりに、のんびりと旧型DCに乗って撮ることを楽しみたい同好の士で賑わって (?) おりました。しかも、上野発800のスーパーひたちを勝田で下車したあと、10時過ぎの阿字ヶ浦行が発車するまで、勝田駅のホームで415系を狙って私と同じように右往左往していたもう一人の撮り鉄の方は、何とリンク頂いているred starさんでおられたと帰宅後に分かるという一幕もありました (世の中は狭いです! 次回どこかでお会いしましたらよろしくお願い致します ^^)。
 撮影名所である中根近辺は、折からの新緑&田起こしシーズン (今年は寒いため、まだ水張り・田植えという段階までは行っていない水田が多かったのはチト残念) ということもあり、何とも言えず瑞々しいパステルカラーに染まっていました。美しい国鉄準急色を身にまとったキハ2004 (元留萌鉄道) が軽快に走り去って行く姿は……ローカル私鉄ファンをやっていて本当に良かった!と思えるような至福の味わいですね! (*^^*)



 中根でしばらく撮影を楽しんだのち、終点の阿字ヶ浦までボックスシートに腰掛けながらDMH17系エンジンの素晴らしい鼓動を満喫! そして潮風吹き寄せる阿字ヶ浦駅で折り返し待ちのシーンを撮影後、速攻で阿字ヶ浦と磯崎の集落を小走りして (^^;)、磯崎駅の南側で勝田行きを待ち構えました。ちょうど良いところに菜の花が咲き乱れていて、これまた何とも華やかな準急色春景色……本当に素晴らしいです (^o^)。
 ただ、期待していた平磯~磯崎間の畑地縦断シーンは、ちょうどあらゆる耕作物が刈り取られて改めて地ならしがされた端境期にあたり、一面の真っ茶っ茶な風景が広がっているため、全く絵にならないことが判明……。しかも風が強く、猛烈な土埃が発生中……(線路にも堆積しています ^^;)。次回ここに来る際には季節を選ばなければ、というのが反省点です。