他の話題が間に挟まったり、多忙でなかなか更新する時間がなかったりで、もう訪問時から数えて20日以上経ってしまいましたが (汗) 黄金週間の茨交訪問の続きです。
今回の訪問では、あっと驚く国鉄準急色の復活を見てみたかったのもさることながら、昨年夏に訪問した際には那珂湊の車庫で昼寝をしているだけだったスカ色のキハ222が実際に快走しているシーンを眺められるかどうか……も気になるところでした。一応、茨交側のアナウンスでは「国鉄色単行」とありましたが、そうなればタラコ色以前のキハ20系標準塗装を身にまとったキハ205の出番も当然あり得ました。ただ、これについては既に走行シーンやキハ112 (→鉄道博物館に保存のためJR郡山工場へ) との混結シーンを撮ったことがあるため、やはり出来ればスカ色と準急色が稼働していて欲しいと思いつつ、一路勝田へ……。
勝田に到着し、JRのホームから入線シーンを撮るべく待ちかまえていたところ……青とクリーム色が見えた瞬間「よしゃー!」と思わず小躍り (^^;)。そして、早速DMH17の鼓動や木製の床にしびれたあとは、中根周辺を3時間近くウロウロし、様々なアングルから撮影を楽しみました (^^)。
その後、阿字ヶ浦・磯崎付近で撮影し、さらに平磯駅すぐそばの切り通しへ移動。緑のスロープに囲まれた中を行くスカ色にちょうど斜光線が当たり、これまた何とも非電化ローカル車両の奥深い味わいを感じさせるカットになりました (^_^)。
最後の締めは那珂湊駅。如何にもローカル線の車庫駅らしく複数の側線が広がる中をのんびりと出入りする列車を撮ったり、徐々に風化の道をたどりつつあるキハ200形×2 (国鉄→鹿島臨海を経て入線したグループ) を撮ったり、さらには日通支店のシブい佇まいや茨交バスがたむろする車庫を眺めたりしていますと、あっという間に時間が過ぎて行きます。昭和の香りがそのまま漂う待合室で、何種類か売られている硬券の記念切符やグッズを品定めするのも楽しいものです。
そして夕方5時半、再び勝田行きに乗り込んだ後、約半日にわたって眺め続けた田園の暮れなずむ風景をキハ222のボックスシートの中から眺めるという贅沢を味わいながら帰路についたのでした。
いや~茨交で国鉄色DCに浸りきる一日……最高でしたね (*^^*)。
そんな茨交、車庫の奥ではキハ223が台車を外されて全般検査 (?) を受けていました。じっくり時間をかけながら再びピカピカな姿を見せてくれるのでしょうが、果たしてどのような塗装になるのか、今から非常に楽しみです。
一応、茨交の旧型DCの中ではキハ223とキハ2005が標準塗装を身にまとっていたわけですが、キハ2005は軽快DC・キハ3710と同じく、車体中央部のラインが割と窓に近い位置に引かれており、キハ223は「標準塗装の旧バージョン」(何とも分かりにくい表現で恐縮です ^^;) のまま現役で活躍してきた最後の車両でした。趣味的にはお世辞にも似合うとは言えないため (^^;)、多分再び茨交標準塗装になることはないものと思われますが……。
個人的には、余り国鉄色ばかりでも何なので、白ベースに水色帯の茨交旧塗装を期待していますが、キハ55系風の塗装や「タラコ色」も悪くないかな……と (^^;)。あれこれ予想している間が一番楽しいのかも知れません。