昨日発売になった『ダイヤ○報』の最新号は「吊掛式駆動電車のいま」という特集で、思わず表紙を見ただけでそのまま手にとってレジに直行!してしまいましたが、実際の中身も私鉄ファン、とりわけ東武ファンにとっては充実このうえないものでした (^o^)。特に圧巻だったのは、東○博物館長・花○氏による、7800・5000系列への限りない愛にあふれた回顧録……! 他にも、旧型電車の貸し切り入門や付録の秩父鉄道ダイヤなど、これはもう永久保存版ものです (*^-^*)。
そんな最新号が発売された昨日、私は奇しくも東武5050系終焉の地となることが確定した宇都宮線を訪問してきました。別にこの特集に合わせてというわけではなく、自分のこの夏のスケジュール (来月はまるまる外国出張) と照らし合わせた結果、「ある日突然全車消滅してもおかしくない5050系がいつものように元気で走っている姿を楽しむならば、今日しかない!」と思いまして……。
特に、今年に入ってからの館林地区における5050・1800系の消え方は、直前になって駅の貼り紙によって周知されるというものでしたから、宇都宮線5050系もそのようなあっけない最期を迎えてもおかしくありません (-_-)。半直用50050系も、51055Fが運用に入り始め、第一陣の全編成がついに出揃った (→地上オンリー車がだぶついている) という事情もあります。
そこで、中央林間発9時過ぎの急行南栗橋行き8500系で一路北上! 南栗橋からは新栃木行の区間運転8000系に乗り、所要約3時間で栃木に到着しました。う~ん、この東急&東武8000系列リレーも、これはこれで味わい深かったですね (*^^*)。実は、一見トロそうに見えるこの乗り継ぎも、区間快速で来るのと時間的にほとんど変わらないという……(-_-)。
栃木駅で待つこと少々、早速宇都宮から5155Fが到着! これの折り返しに乗っておもちゃのまちまで乗車しました。しかしまあこの編成 (特に私が乗ったモハ5355)、どうもフラットをきちんと削正していないようで、車輪や台車から伝わる振動が車体全体を揺らしてバリバリと物凄い音がしまして、ただでさえ大きな釣掛サウンドをかき消すほどでした (爆)。東武5000系列の中でも一番強烈な釣掛大音響を出していたのは今はなきモハ5380だと思うのですが、ある意味でそれを遥かに上回るとてつもない音でしたね……(^^;;)。この編成、正面幕まわりの外板も相当ベコベコで痛々しいこともあり、次に離脱する第一候補なのではないかと予想せずにはいられませんでした……。
それはさておき、最近の宇都宮線は余り気味の10000・30000系が昼間の運用に入るようになり (以前平日にあった6050系の運用はなくなった模様……)、5050×2+10000or30000×2で日中の運用をこなすことが多いようです。そのため、5050系は平均で1時間間隔となり、乗るにも撮るにも効率が悪そうだなぁ……と覚悟していたのですが、何と昨日はめでたいことに5050系が3本運用に入っていてくれました (^o^)。そのため、前照灯点灯姿の撮影もスムーズに進み大満足!
こんな感じで「これが最後かも知れない」と思いつつしみじみと味わった東武5050系探訪ですが、願わくば日本に帰ってくる9月以降もしばらく走っていてくれることを……。
でも、その頃にはもし残っているとしても、恐らく多くの「鉄」が押しかけ、落ち着いて楽しめないんだろうなぁ、と思います。というわけで、他に誰も同業者がいない中で撮り納め (多分) をすることが出来たのは幸せでした。7300・7800系の末期、他にほとんど誰も見向きもしない中でそのシブい存在感を味わうことが出来たのと同じように……。