ことでん琴平線で第二の車生を送る「黄色い元京急」をお楽しみ頂いたところで、ここでちょっと一服 (笑)、現役で京急を走る黄色い電車をご紹介しましょう。……そう、いつもは車庫の片隅にポツンと置かれているナゾ多き事業用車・デト11形です!
このシリーズのうち、事故救援用の装備を荷台にセットして久里浜工場の片隅でスタンバイしているデト17+18につきましては、毎年5月の久里浜工場公開で多くの目に触れることから、一番動かない割には一番多く撮られている車両だと思うのですが、工場間の配給用として割と日常的に用いられているデト11+12につきましては、たまに神出鬼没してホームにいる人々をあっと驚かせるのが最大のウリ (?) でしょうか (^-^;)。しかし、たまたま京急で撮り鉄しているときにこの電車がやって来れば、それこそ宝くじに当たったような「レアな幸せ」を楽しめること間違いないと思います。
このデト、もし走るとしたら平日ダイヤだと思うのですが (土日の運行は未目撃)、もちろん配給電車という性格上、毎日走っているというわけでもなく……。
そこで、要は運次第ということになると思いますが、走る場合には午前10時台に振り出しの新町車庫からノソノソと現れ、車庫を横断する踏切の目の前でしばらく出庫待ち停車をしてくれますので、これを目撃できれば確実! しかも、踏切から編成写真を撮り放題!! (^o^)
その後11時頃、快特の新町通過を待って本線に姿を現し、副本線で長時間停車している普通車を尻目に勢いよく走り出します。普通車の客から見れば、「客よりもヘンテコ電車の方が先かよ……」という気分でしょうが (^^;)、常に快特の直後をピタリと追うスジでないと、綿密なパターンダイヤを乱してしまうことになりますから、まあ仕方がないでしょうね (^^;
ところで、このデト11は種車が1000形ですので、加減速を含めてとにかく速い!です。事業用車だと思ってのんびり構えているとあっという間に走り去ってしまうので要注意! (笑) もっとも、上の画像のように戸部駅ではゆっくり通過してくれます (だいぶ季節外れな画像で失礼します ^^;)。
その後、金沢文庫の車庫でゴソゴソと荷扱をしたのち、お昼時に再び姿を現します (下の画像)。ここから先の区間では未だデトを撮ったことがないので詳しいことは分かりませんが、まあ当然の成り行きとして目的地は久里浜の車庫でしょう。
というわけで、続きはまたいずれ……(^^;