片原町での撮影を終えた後は、今回の琴電寄り道における第二のスポット・今橋へ! 朝のラッシュアワーの増結運用を終えて相次いで入庫する旧型車を待ち構えて激写しよう……という目論見です (^^;)。
そして非常にラッキーなことに、この日は志度線の電車の中でも個人的に最もお気に入りの2両である23号 (車内ニス塗り!) と65号が運用に入っていましたので、いやがうえにも今橋での撮影もヒートアップ気味になりました (^^;)。
まずは65号……一見、元近鉄の20形や元京急230形の27+28、それに琴電オリジナルの335と比べますと、如何にものっぺらで新しい電車に見えますが、この電車独自の濃いぃ存在感はまた格別です (*^^*)。
と申しますのも、1960年に新造されたという65号のバス窓車体は、かのローカル私鉄向け日車標準型を思い切り思い出させてくれるだけでなく (こちらは少々車体が角張っていますが ^^;)、何とさらに車歴をたどると京浜電鉄の1913年製木造電車にまでたどり着いてしまうからです! 一応、65号はその台枠などを流用している (?) のみで、車体はもとより電装品なども後から取り付けたものですので、一両丸ごと超オールドというわけではないにしても、何と何と車齢93年!! 一般鉄道における現役の営業用車両としては、間違いなく日本最古でしょう!! そんな電車が大きなトラブルもなく今の今まで走り続けてきたこと自体、とてつもない奇跡としか言いようがないです……!
しかも、このたび長尾線の600形を改造して投入される志度線用の増結車・800形と入れ替わりで廃車になるのは取りあえず20形の一部のようですので、少なくとも当分のあいだ65号は廃車にならず走り続けるようです。今回、一応うまく↑のように入庫シーンを撮ったものの、入換中で正面扉が開いたままであることに加え、入換のくせに (^^;) 意外と猛加速→急ブレーキというデンジャラスな (?) 走りを見せたことに思い切り動揺してしまい、少々トリミングしてやっとうまく仕上げたという次第 (-_-)。そういうわけで、出来れば今年中か来年前半あたりにもう一度撮る機会がないものか……と思っています (こればっかりですね ^^;)。