地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

うどんよりも琴電 (3) 京急と京王の合体

2006-07-17 13:39:18 | 地方民鉄 (琴電)


 琴電といえばかつては全国各地の私鉄や買収国電を出自とする電車と琴電オリジナル車が自由自在に手を組んで壮観だったといわれます。私が初めて訪れた4年前も辛うじてそういう雰囲気は残っていて、名鉄・阪神・豊川鉄道→国鉄から来た電車たちも入り乱れて琴平線のラッシュアワーをこなしていた光景は楽しかったですね……(*^^*)。
 そんな琴平線も今では京急が圧倒的勢力となり、しかも4年前は走っていなかった1200形が最大勢力となっているのはまさに隔世の感がありますが (^^;)。1200形入線前の最大勢力だった1080形 (元京急1000形) も相変わらず元気な姿で走っておりました。
 実は、この1000形分散冷房車も既に京急からは姿を消しているわけで……。前回の訪問時は1080形がやってくれば「ああそうですか」という気分だったのですが (^^; しかも多くの場合、撮らずに見送ったという……。当時はポジフィルムを使っていたのでもったいなかったという問題もあります)、今回は無性に懐かしさがこみ上げて来ました。何ともはや現金な話です (^^;;



 いっぽう、京急王国の感が非常に強くなった琴平線で、やや異彩を放ちつつも少数精鋭として活躍しているのが、元京王5000系の1100形。4年前は、どうしてもセンスを疑わざるを得ない「コトデンそごう色」でしたが、今では全車カラシ色の琴平線カラーを身にまとっています。う~ん、こちらの方が断然美しいですし、似合っていますね (*^^*)。
 そして、そんな1100形が元京急の1080・1200形と混結しているシーンは、「何でもあり」な琴電編成の古き良き伝統 (?) をこれからも伝えてくれるものになりそうですね。実は、1080形と1100形はどちらも片開き扉+ドア間は3枚の大きな窓というデザインですので、意外と違和感もありません。というわけで、京急と京王の高度成長時代を華麗に彩った車両たちがともに繰り広げるラッシュアワーは、これからも訪れるごとに大きな楽しみとなりそうです (^^
 ……もっとも、今回は長尾線旧型車と1070形に最大の重点を置いていたので、これらの「新型車」は余り撮れなかったのが残念なところです (^^;