少々ご無沙汰の伊勢湾岸出張鉄編、今度は近鉄アーバンライナーに乗って四日市へやって参りました。アーバンライナーは久しぶりに乗りましたが、いや~やはり私鉄特急の雄を感じますね (^^)。名阪乙特急は空いているだろうという予想は大きく裏切られ、名古屋発車時点で大部分の席が埋まっているのには大いに驚かされました……。
四日市を初めて訪れるにあたり、ナローの近鉄内部線という超お楽しみはもちろん外すわけには行きませんが (後日改めてご紹介します)、取りあえず内部線は後回し。1時間に1本という閑散としたバスに乗って、四日市港界隈へと向かいます。目的はもちろん、三岐鉄道・東藤原からやって来るセメントタキ編成が、可動橋を通過して港湾エリアのストックヤードに入線するシーンを激写することです! しかも、この入換は平日であれば毎日数回行われるため、遠方から訪れた場合でも無理なく予定に組み入れることが出来ます (休日は未詳です。悪しからず)。
そこでさっそく可動橋の傍らへ! 列車通過15分前あたりになると、それまで完全に開いていた橋が警戒ブザー音とともにゆっくりと閉まります。その一部始終を見届けて満足していると間もなく、四日市駅のヤードからいよいよDD51が登場! 合計16車ほどのセメントタキ長大編成を率いてゆっくりと可動橋を渡るシーンは、それだけでも産業遺産に指定したいほどです! (*^^*)
但し、DD51はそのまま港湾埋立地のストックヤードに向かうというわけではなく、埋立地内の運行は太平○セメントのスイッチャーに引き継がれます。その引継を行う線路が可動橋を渡ったところにあり、DD51編成と相前後してスイッチャーに率いられた空タキ編成も到着、DD51は空タキ編成を受け取って再び四日市駅に帰って行きます。
ふだん、こういう工場地帯の路線での小運転はといえば、DE10やDD13タイプ機関車が行っているのをもっぱら目にしている私としては、何やら余りにも巨大な機関車が現れたような気がして、思わず圧倒されてしまいました (^^;)。これこそまさに、DD51がD51に代わる非電化貨物の王者と呼ばれる所以なんですね……(*^^*)。