地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

長電8500系・のんびりまったり北信路

2007-02-08 00:25:00 | 地方民鉄 (甲信)


 昨年末に撮影した長野電鉄シリーズ、最後に忘れるわけには行かないのが8500系です。昨年にはさらに2本が長津田を後にして長野入りした結果、計4本の陣容となりまして、今回訪れた際にはすっかり3500・3600に代わって長野~信州中野間普通列車の主役となっていました (^^)。計画ではさらに3本導入予定とのことですので、そのあかつきにはこの区間の大部分の列車が8500系となるのでしょう! 3年後には田園都市線の東急車運用は5000系の天下となってしまうことが明らかとなりましたので、インドネシア (ジャカルタの大洪水で、東急車はもとより日本から導入された車両が被災していないか心配……) に通ったりしない限り、8000系は伊豆急、8500系は長野に通うというのが定番になりそうです。大手町線には残るわけですが、グラデーションラインはちょっと優先順位が下がるかも (^^;;;)。



 長電8500系はもちろん撮っても楽しいのですが、やはりその地味な味わいの真髄に触れようと思ったら、乗る!というメニューは欠かせません。朝陽までは、ほどほどに密集した住宅街の複線区間を走り、古く味わいのある駅に立ち寄って行きますので、たぶん昔の東急沿線もこんな感じだったはずという気分を味わえるでしょう! そして雄大な風景の村山橋を渡り、須坂の車庫界隈を眺め、北須坂から先では見渡す限りの林檎畑をかすめながら妙高を望み……。しかも小刻みなジョイント音とデンジャラスなモーター音とのハーモニーがたまらないです (*^^*)。1000系「ゆけむり」はもちろん絶品なのですが、より趣味的に濃いぃのは8500系の旅でしょう! (ほとんど個人的な思い入れだけで語ってますね、こりゃ ^^;)
 ここで敢えて欲を申せば……3500系と同じように側面の帯があれば、より長電の独自性がアップするのではないか?と思います。
 ちなみに、村山橋は長野方面へ向かう道路橋が完成し、対向車線と線路を併設するというもう1本の橋の建設が急ピッチで進められていますので、古い村山橋を楽しむならお早めに……。