地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

銚子電鉄訪問記07.02 (1) デハ701

2007-02-10 13:53:43 | 地方民鉄 (銚子)


 関鉄の青キハを撮影したあとは、常磐線~成田線というルートで、昨年11月末に訪れた銚子電鉄を改めて訪問してみました。実はこのメニュー、前回訪問時と全く同じであります (^^;)。いや~利根川沿いの風景の中を113系に揺られるのは癒しですね (*^^*)。
 銚子に到着後は、さっそく駅のコンコースに付設された銚子観光協会に出向き、銚電サポーターズクラブに入会して参りました。あくまでヨソ者ながらも、趣味的に楽しめる路線を残してもらうために、出来ることはしておきたいと思いまして……。
 その後、電車の発車時刻まではまだ時間があるため、徒歩で仲ノ町へ (すぐに着きます)。さっそく弧廻手形 (一日乗車券) と入場券を購入して、定番メニューの車庫撮影を満喫しました (^^)。本線の隣には、ぬれ煎餅支援で修理費を確保したデハ701が美しい姿を取り戻して留置中! 何とかこの電車に初乗車を果たしたいものだ……という期待は今回もお預けとなってしまいましたが (汗)、まあこうして撮影できて満足です。ちなみにこの時は、反対側の側面幕板を補修中。やはり塩害激しい土地を行く電車の宿命として、下回りの検査が済んでも、鋼体部分の補修は少しずつ行わなければならないのでしょう。



 仲ノ町での激写を終えた後は、デハ801に乗って沿線へ繰り出したのですが、まずは気付いたことをいくつか……ご参考下さい。
 (1) 枕木の交換工事が始まっていました! 手始めは犬吠~外川間から。地元の建設業者に委託して、ダイヤの合間を縫って工事が進められており、列車は現場を徐行運転。ただ、次長さんのブログによりますと、集中的な工事を行うため日中の計画運休もあり得るとか。激安のJR20周年18きっぷを利用して訪れる方、最新の告示にご注意を。
 (2) 踏切は枕木よりも先行して部品の交換が進んでいました。但し、数年前に訪れたときも「最朽」と思われた、外川駅手前カーブの南側にある踏切は、相変わらず諸部品が原形をとどめない状態 (-_-)。ここの交換が待たれますね……。
 (3) 笠上黒生の側線脇には、今はなき日立電鉄から持ってきたと思われる、まだまだきれいな保安機器が大量に並べられていました (「南高野○号」と記されていましたので)。日立電鉄は廃止が決まる直前まで、それなりに設備の改良を進めていましたから、まだ十分使えるのでしょう。ガムテープの上にマジックで「茨交」と記した機器もあり、茨城交通が日立電鉄からもらったストックをさらにもらい受けたのかも知れません。