非電化のローカル線を取り巻く状況は、日本全国の多くの場所でかなり大変なものがありますが、主要都市の近郊であるという条件を活かして結構な本数が運転され、それでいて駅や車両などの設備がファン好みでシブい……というウレシイ場所も探せば意外とあります。昨年福岡で出張撮り鉄した際、その代表例だなぁ〜と思ったのが、JR香椎線です。西鉄宮地岳線を訪れて和白駅で駅撮りをしていたところ、すぐ横をのんびりと行き交うシーンが気になって気になって……。
特に、行き交う香椎線の列車がJRKの非電化都市近郊輸送のホープ・キハ200ではなく、未だにキハ47であることを知って「マジかよ!」と感動! (^^;) そこで、フラフラと吸い込まれるように西鉄和白~JR和白間の連絡通路&踏切 (これがまた超ワビサビ的空間! ^^) を歩き、ちょっとだけキハ47に乗ってみることにしました。↑のシーンは、その踏切から撮影した香椎行き。深い緑に包まれたヘロい線路&キハ47と、背後の新築マンションとの組み合わせが何ともミスマッチでたまりません! (*^^*)。
和白からは西戸崎行きに乗車。その際、JR和白駅の跨線橋からの宮地岳線の俯瞰がなかなか良い感じだという発見もありました(その成果が、以前アップしました307Fの画像です。但し、ふつうに撮ると画面に入るデカい看板はレタッチで消す必要があります。→掲載時には消しました ^^;)。時間があれば終点まで乗ってみたかったのですが、今回は時間の関係で雁ノ巣にて下車し、西戸崎で折り返して来たキハ47が如何にも海沿いらしい松林の中から姿を現すところを撮影しました (^^)。う~ん、これだけ見ていますと、とてもこの周囲が住宅ひしめく福岡のベッドタウンだとは信じられない感じです (^^;)。
その後、速攻で踏切を渡ってこの列車に乗り、和白→貝塚→天神というルートで用務先に向かいましたので、結局本当に申し訳程度のFirst Impressionという感じになってしまいましたが、中心街からそれほど時間をかけずして、いつでもキハ47が20~40分間隔で行き交うところを宮地岳線とセットで楽しめるとは……福岡というところは奥が深いものだ!というのが正直なところです (^^)。そして、札沼線や関鉄といった都市型非電化路線大好き人間である私のハートにストライク! (爆) キハ47が主力であるうちに是非また訪れてみたいものですが、出来れば和白駅の桜と組み合わせてみたいなぁと思っています。