地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

消え行く韓国国鉄の旧塗装・車両 (1)

2007-02-25 11:21:34 | 韓国の鉄道


 このたび記事カテゴリを整理統合していたところ、Teacup Autopageのカテゴリ設定可能数が30に増えているのを発見。そこで調子に乗って「海外の鉄道」カテゴリから台湾と中国を独立させたところ (一中一台。笑)、「海外の鉄道」カテゴリは記事が一つだけになってしまいました (^^;)。もっと複数の国に行ってはいるのですが、非撮り鉄時代の訪問だったり、訪問目的が撮り鉄ではなかったりで、ロクな埋め草がない……。
 それでも、3年前に訪れた韓国ネタなら、そういえば辛うじてセマウル号の車内から撮ったカットもあったなぁ〜と思い出しました。特に、先日melonpanさんのソウル訪問記を拝見していたところ、国鉄車両の塗装変更が想像以上に早く進んでいることに「ガーン」という気分。白地に緑と黄色の旧塗装は、先頭車両の塗り分けこそちょいと大胆すぎてイマイチだったのですが、まあそこそこ悪くないな〜と思っていましたので……。というわけで、そんなKNR旧塗装 (最近は鉄道公社化によってKORAILが正式略称でしたっけ ^^;) が消え行くことを惜しみつつ、車内から撮ったカットをレタッチしてみました。



 1枚目の画像は、日本人からは「1000系」と総称されているグループ。103系の技術をもとにした交直流車でして、結構良い音がするのですが (*^^*)、形態的には日本の301系によく似た初期グループ (既に廃車済 T_T) とは大きく違っていますので、韓国では区別のため「中期抵抗車」と呼ばれているようです (正面スタイルをさらに変えた「後期抵抗車」もあります)。こうして久し振りに記録メディアから引っ張り出してみますと、正面はイマイチでも、分散冷房やドアの形が何ともそそりますね……(^_^)。この車両の新塗装は、ドアの幅と、ドア位置タテ方向の塗装の幅が一致していないのがイヤだぁぁぁ (爆) というのが正直なところです。それでも、やはり新塗装だろうが何だろうが、103系の傍系をきちんと記録しておくという意味で、この車両も撮り直しに行くのが良いのだろうか、と思い始めている今日この頃です (^^;)。韓国は製造後25年で車両を廃車にするようですし……。
 2枚目の画像は、韓国で最もありふれたアメロコ風DL7300形。アメロコの輸入車をもとに現代重工で製造された国産車のようです。まあ台湾といい韓国といい、第二次大戦後のもろもろの経緯もあって、DLはアメロコスタイルが幅を効かせているようで……(まぁ、アメロコは嫌いではないのですけど、もうちょい変化が欲しいなぁと思っています)。これも新塗装ですと正面にデカデカと新CIロゴを掲げており、これが見栄えしないんだよなぁ〜、と (爆)。それでも、今後は急ピッチな電化によってDLの活躍の舞台も大幅に狭まりそう。これもきちんと撮った方が良いかも……と思っています (^^;)。
 ともあれどちらの画像も、時速140kmでフッ飛ばす車内から、撮りやすそうな位置に列車が停車しているのを瞬間的に発見して撮るという無茶苦茶な荒技で撮っております。見かけ上の速度がマックスに達している車両正面はブレている点ご容赦を……(^^;)。