他の話題もいろいろある中、1月末に訪れた北東北シリーズのアップがなかなか進まず恐縮ですが (^^;)、今回からは東急ファンお待ちかね (?) の弘南鉄道です。
津軽鉄道で風雪に打たれながらストーブ列車を撮影し、夜は三味線ライブ居酒屋で酔っぱらい、初日の疲れはそれなりにたまっているはずですが、撮影行のあいだはナチュラルハイにつき全く問題なく、翌28日は朝6時にパッと目が覚めました (笑)。さっそくホテルで朝食をとったのち、ツルツルに凍った雪道で転ばないよう気をつけながら大鰐線の中央弘前駅に向かいます。それはもちろん、3本が運用に入る朝方であれば6000系に当たる確率も上がるだろう……という憶測によるものですが、結果はハズレ (苦笑)。ごくフツーに7000系に乗り、沿線の高校に通う学生さんで賑わう車内を眺めながら、朝方の撮影に向いている石川プール前に向かいました。いや、ドアスイッチやワンマン機器等を除けば基本的に原型を保っている7000系様を「ごくフツーに」と書いたら罰が当たりそうですね……(^^;)。
石川プール前で下車した後は、ちょうど良い位置を求めて雪中行軍 (爆)。天気は、この時期の津軽では非常に珍しいという青空ドピーカン! そこで、思い切って広角で青空を入れ、至近距離をかっ飛ばす7000系をアップで撮るという、難度の高い撮影に挑戦してみたところ……ホンの少々トリミングしておりますが、意図通り決まって大満足! ほどよい雪煙もあって最高です! (^O^)
しかし当初は、雪降りしきる中で奮闘する7000系を、光線の角度を全く気にせずに撮りまくろう……と目論んでおりましたので、この余りの天気の良さは逆に意表を突かれました (汗)。大鰐方面から戻って来る列車を撮ろうとすると、2枚目の画像の通り、否応なく半逆光になってしまいますし……。まあ、これはこれで雰囲気のあるカットとなりましたが、台車が巻き上げた雪煙が白飛びになってしまいました (汗)。また、新雪に直射日光が叩きつけるため、景色を眺めているだけでも猛烈にまぶしく、サングラスを持参しなかったのを後悔しました……。
もっとも、積雪量が思ったほどではなく、かつ直射日光のおかげで雪が締まった状態になったことで助けられた一面もあります。何故なら、ただでさえ駅から撮影スポットまでラッセルしながら歩くという難行苦行を強いられますので……(石川プール前からちょっと石川寄りまで往復した後、鯖石まで歩いたのですが、夏道なら何でもない距離でももうヘトヘト。運動不足を痛感!)。ちなみに、駅から線路脇の農道を歩いていると、途中までは一人か二人ほど歩いた踏み跡が続いているのですが、民家も何もないところで突然フッと途切れていたり……。こういうのは間違いなく、雪の大鰐線を訪れた撮り鉄の成せるワザでしょう (ただ、歩幅や足の大きさが合わないため、結局は自分でラッセルしなければならないのですが ^^;)。
何だか雪中撮影の苦労話ばかりになってしまいましたが、肝心の赤帯7000系、やっぱり美しいですなぁ……。弘南線の赤帯車は1編成だけで、しかも「津軽の風」ラッピング (ねぷたの絵柄が描かれています) が側面に貼られ、さらに快速廃止 (改めて触れます) の影響でしょうか、休車同然の雰囲気で平賀にて眠っていましたので、なおさら大鰐線ならではの楽しみだという気がしています。