5月末の名古屋出張鉄シリーズ、訪問順序から申しますと次は瀬戸線ですが、少々順序を入れ替えまして、いまホットな (?) 話題を扱ってみましょう (^^;
近鉄の不採算路線を切り離して路線ごとの独自採算を行うため、昨年秋に伊賀鉄道と養老鉄道が発足したのは記憶に新しいところですが、養老線→養老鉄道ではそれよりも一足先に、車両のマルーンレッド単色化が進められてきました。それは勿論ある意味では「懐かしの昭和近鉄色」を再現することで、養老線をレトロムードに染めて売り出そうという発想なのかも知れませんが、現実的には塗装工程の単純化によるコストダウンを目指したものと思われます (汗)。
そんな養老線→養老鉄道の塗装変更もいつの間にか進み、気が付いてみたら近鉄現行塗装は残り1編成……。しかも今日のさよなら運転を以て塩浜工場に送られ、マルーンレッド一色となるとのこと。今日あたりは、静かな田園地帯を走る養老鉄道沿線がちょっとしたフィーバー状態になっているのでしょうか??
ただ、私が養老鉄道を訪問したのは今回が初めてですので (汗)、消え行く近鉄現行塗装車も何のかの言って単純に超レアな車両のひとつに思えます (^^;)。パンダ顔の近鉄現行塗装をまとった抵抗制御車そのものは、今でも近鉄各路線で主力としてガンガン走っており、しかも個人的にはこの塗装に思い入れがあるわけでもありませんので (と申しますか、パンダではない方が良いです。爆)、「超レア」と書くと語弊があるのは否めません (^^;)。しかし、初訪問の路線で「これがレアだ」ということになれば、撮ってみたいのも人情というもの (笑)。とくに養老鉄道は、屋根の形状がより丸みを帯びた近鉄初期高性能車の最後の楽園でもあり、近鉄現行塗装が残っているうちに撮っておかないと永遠に記録の機会を逃してしまうことにもなります。すみません……ヨソ者だけに随分とドライな割り切り方で (^^;;;;;
もっとも、5月末の時点で既に残り1編成でしたので、大垣=揖斐間の機織り運用に入っている場合、または西大垣で昼寝の場合は完全にアウト! また、桑名=大垣間の往復にも時間がかかりますので、桑名近辺(今回はとくに多度駅)で撮り鉄している短い時間のあいだにやって来なければ、同様に撮り逃がすことにもなります。しかし……幸運なことに見事撮影成功! \(^O^)/ しかも撮り鉄は私一人だけ (^_^)v いやはや、事前に調べものをする時間的余裕がなかった出張撮り鉄にしては良く出来すぎた出逢いでした (笑)。