地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

阪急宝塚線・前パン6000系を撮る

2008-07-26 10:23:37 | 都市民鉄 (近畿以西)


 マルーンもだんだん色が濃くなって真打ち・阪急の登場です! (^^;)
 先月の広島出張の帰りに寄り道した大阪では、京阪旧3000系のファイナルに偶然遭遇してフィーバーしたのですが、その後は門真市から大阪モノレールに乗って一気に宝塚線の蛍池にワープしました。大阪モノレール、数年前に2駅ほど乗ったことがあるのですが、今回は蛍池→伊丹空港を残して一気にほぼ完乗! (笑) 恐ろしく高い位置に設けられた高架から眺める大阪北部の大パノラマはとにかく圧巻で、しかも最高速度は75km程度と思いのほか速く、やっぱ最新のモノレールは違うなぁ……と感心することしきり。しかも、主要路線の中間駅を結ぶ短絡線としての使い勝手も良く、最初から最後までかなりの客で賑わっていたのが印象的でした。
 そんなこんなで宝塚線にやってきた最大の目的は、さらに能勢電へと乗り継ぐことだったのですが (改めて詳しくアップします)、宝塚線を当たり前のように走る3000・5000・6000系も関東のファンから見れば宝の山であることは言うまでもありません。正面貫通のシックで優美な車体……全車幕表示……(*^^*)。



 そこで、京阪と能勢電に多くの時間を使ってしまったため申し訳程度ではありますが、宝塚線沿線でもカメラを構えてみました。出来れば現役最古参の3000系を中心に撮りたかったのですが、まあ最多勢力の6000系がもっぱら頻繁にやって来るのは当然の成り行きというところでしょうか。しかし……6000系は何と言っても前パンですし、屋根回りが白く塗られていることから、引き締まった印象に仕上がっており好感度大! こんな電車が数分間隔で姿を現してくれるなんて……しかも最古参ではないなんて……関東ではまず有り得ないことですので、なおさら「関西私鉄万歳!」という気にさせられます (^^)。
 ただ非常に残念なことに、最近ネット上をあちこち散歩しておりますと、6000系の兄弟にあたる京都線の6300系が相次いで休車・廃車となっているそうで……(T_T)。6300系といえば、横長の窓がズラリと並んだ優美な2扉車体ですが、今や特急の停車駅増・途中での乗降増加の趨勢に2扉車では対応しづらく、9000系と入れ替わりに消えて行く運命にあるようです。基本的に同じ系列でも2扉か3扉かによって、これほど運命に差が生じるとは……。
 とりあえず来週は京都に出張がありますので、もし時間があれば今度は久しぶりに京都線で6300を是非!と思っているところです。こうして阪急事情に敏感になるきっかけとなったという点でも、宝塚線でヒマを見つけて少々撮っておいて良かった……と思っています。