地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

危機迫る瀬戸線オリジナル車 (1) 6750系

2008-07-28 21:57:45 | 都市民鉄 (中京圏)


 5月末の名古屋出張シリーズ、アップする話題が前後してしまいましたが (汗)、パノラマカー→城北線と撮り歩いたあとは、用務先が瀬戸線某駅徒歩10分という何とも言えない場所にあることから (^o^)、アポをとった時間になるまで久しぶりに瀬戸線を楽しんでみることにしました。
 もっとも、勝川から寿司詰めの中央線211系に揺られて大曽根に着いたのが8時40分頃、そして用務先に行くために最寄り駅で下車しなければならないのは9時45分頃でしたので、実は時間がほとんどないという……(^-^;;)。しかも、瀬戸線の運用はほとんどランダムですから (だと思います)、短時間のあいだにちょうど良い案配で釣掛6750系がやって来なければ、瀬戸線を訪れる楽しみの多くをフイにしてしまうことにもなります。というわけで、短い滞在時間であれもこれも……と欲張ろうとしても、多分うまく行かないことは覚悟していたつもりでした。
 しかし……大曽根駅の瀬戸線ホームに上ったところ、何と!! 栄町行として6750系の1次車 (2+2両・二段窓の希少価値車で、予備車的存在) が到着!! しかもその直後、瀬戸行としてノーマルな6750系も到着!! というわけで、一瞬のうちに行動計画を頭の中で計算し、まずは喜多山まで釣掛サウンドを激賞のうえ、喜多山で6750系1次車を迎え撮ることに決定です (^^)。



 大曽根を発車した6750系は、普通電車ですので決して過激なシャウトというほどでもありませんでしたが、瀬戸へ向かって緩やかに続く勾配を登って行くために盛大な釣掛サウンドを響かせてくれます (*^^*)。とくに喜多山駅手前の、急カーブと勾配が連続するあたりは、何ともシブい走りを披露……! これだから瀬戸線は何度訪れてもやめられません。
 そして喜多山では実に絶妙なことに、6750系の並び (1枚目の画像) が実現!\(^O^)/ この顔の編成は瀬戸線に5本現存しているとはいえ、たまに訪れた際に並ぶところを目にするのは至難の業です。それがいとも呆気なく実現するとは……うーん、運を使い果たしていないか心配になりますね (^^;)。
 それにしても、普段はバブル期以降のデザインの電車にはほとんど何の興味も持っていないにもかかわらず、何故6750系となるとこれほど盛り上がってしまうのか……。それはやはり何と言っても、6750系が3850・3900系の生まれ変わりとして名鉄に最後まで残った釣掛式電車である、ということに尽きるでしょう! むかしはそれこそHL車の3700系列や、AL車の一部にパノラマカー並みの車体を載せた7300系など、この手の車体新造釣掛車はゴロゴロしていたのですが、思慮深さというものを知らない10代の頃の私は、単純に「車体が古くない」という理由だけで、これらの車両を「またお前が来たのかよ……」と邪険に扱っていました (爆)。そんな浅薄だった自分の過去への悔恨も、6750系万歳!を叫ぶココロの片隅にあるのは申すまでもございません……(^^;)。
 ともあれ、何とも幸先の良いスタートを切った瀬戸線訪問、朝9時半まで濃いぃひとときが続くことになるのでした。続きは改めて……(^^