きょうは毎年恒例となっている、JRE東京総合車両センターの夏休みフェアが開催されました。ただでさえ人出が多いイベントが苦手な私にとって、JREのイベントは足がすくむ世界ではありますが (^^;)、この日に限って御開帳となる貴重な保存車両につきましては、かねてから是非一度拝んでみたいものだと思っておりました。とくに、73系を熱愛する偏屈者としましては、撮り鉄復活以来クモヤ90を求める心の叫びは日々強まる一方……。ただ、これまで毎年予定が合わず、その都度嘆き諦めるという繰り返しでした。ところが今年は時間を確保でき、しかも天気も上手い具合に涼しいドン曇り (^o^ 死ぬほど暑くドピーカンですと、いろいろと面倒)。というわけで、勇躍中央林間から6000系の大井町急行に乗ったのでした。
10時半頃大井町に着いたところ、予想通り長蛇の列。しかし、さすが広大な敷地を持つJREの工場だけあって、行列はスイスイと工場の中に吸い込まれて行きます (笑)。そして、居並ぶ「走るんです」には目もくれず (爆) 真っ直ぐ展示車両コーナーへ向かいますと、ををっ懐かしい! 鶴見線の大川支線で活躍していたクモハ12052が、実に美しい光沢を放って鎮座していました……(*^^*)。
しかし……クモハ12様の横におられるものと期待していたクモヤ90様の御姿が見当たらないという事実は、私を奈落の底に突き落としました (T_T)。EF58 61ごときに居座られるとは……「お~のれおのれガッチャ○ン!」という気分です (もろ三十路。超爆)。いや、勿論EF58 61は偉大な機関車なのですが、幼い頃73系にハートを撃ち抜かれた私にとっては優先順位が下がるということで……(^^;)。道行く圧倒的多数の人々が「横のボロいの (=クモハ12) はどうでも良いけど、ゴハチは良いねぇ~」「古い電車はよく分からないけど、この機関車カッコ良い」とのたまっているのを聞くと、余計気分が落ち込みます。「どうせ旧型国電なんてマイナーな存在なんだ……でも俺様だけはそんなマイナーな車両にひたすら忠誠を捧げ続けるのだ!」というヤケッパチ気分を起こして自分を慰めるしかありません (笑)。
EF58 61は、別コーナーにあったEF65 501 (withあさかぜHM) と並べた方が良かったのでは?と思うのですが、クモハ12と並んだのは「茶色つながり」でしょうか……。EF65 501はE233-3000と「せせらぎ」の間に置かれており、イマイチ隣同士の車両の関連性が弱く「何だかなぁ……」と思ったものです。強いて言えば、EF65とE233-3000は「東海道今昔物語」という組み合わせでしょうか。
ともあれ、旧国はクモハ12だけか……と諦めていたところ、何と一番奥の「せせらぎ」の隣にはクモニ13様が!! (^O^) クモハ12とは異なり荒廃が進んでいるのは残念ですが、辛うじて現役時代をしのぶことが出来る雰囲気です。願わくば今後、保存に向けた再整備が行われ、永遠に荷物電車の歴史を伝えて欲しいものです。そして、現在個人的には買い込んだ鉄道コレクションの動力化にハマりつつありますもので、クモニ13も早急に動力化して遊ぼう……と思ったのでした (笑)。
こんな感じで、クモヤ90様との語らいはまたの機会となりましたが、まずは貴重な車両の保存・展示に尽力されているJRE関係者の皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます m(_ _)m また、混雑の中訪問された皆様どうもお疲れ様でした。