地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

新ジャカルタ炎鉄録 (29) 東急8007F

2011-04-21 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 先日伊豆急を訪れて、開通50周年記念HMを掲げた8000系の勇姿を撮影したものですが、そういえばジャカルタに渡った伝説の初代「伊豆のなつ」編成である東急8007Fの昨年夏時点での姿をアップしていなかったことを思い出しました (^^;)。
 8007Fはジャカルタに渡った当初、伊豆急帯をそのまま保ちながらも、インドネシア鉄道マーク及び赤スカートを付け加えてデビューしたものですが、残念ながら私が初めてジャカルタを訪問した一昨年夏の時点では、既にインドネシア移籍後最初の検査を受けてしまっており、その際に伊豆急帯を剥がされていたという……。是非「ジャカルタ・バージョン伊豆のなつ」を撮りたかったのですが、少し出遅れてしまいました (泣)。このことからも、ジャカルタにお気に入りの帯色の編成が現れれば、次の検査まで約2年というタイムリミットを考慮して早急に訪問すべし、という教訓が導かれます (汗)。
 もっとも、8007Fが新たにまとったのは、当時ジャカルタの鉄道関係者の間で流行っていた (?) 緑と黄帯であり、それが何とも8000系のボディにマッチしていただけでなく、正面の塗り分け方もインドネシアならではの発想ながらなかなか良い感じに仕上がっています。そこで、一昨年・昨年と、そんな別の魅力に満ちた8007Fが来れば自ずとカメラを握る手にも気合いが入ったものです♪ (なお、昨年は短期間の訪問につき、ブカシからなかなか出庫しなかった[とゆーか、私との巡り合わせが悪かった]8003Fを撮影出来ておりませんが、基本的には8007Fの正面塗り分けのパターンを少々変えた姿です)。



 しかし早いもので、一昨年のジャカルタ初訪問からあと3ヶ月少々で2年……。ということは、8007Fがこの姿となってからも間もなく2年となることを意味しており、しかも検査&帯の貼り替え周期が約2年であることから、近いうちにこの黄+緑帯も見納めとなる可能性が極めて大……。とりあえず今年の夏も、ラマダーン(断食月)に露骨にぶつかってしまうことを覚悟しながらも何とかジャカルタを再訪したいと念じておりまして、ぼちぼち具体的なプランニングに入らなければと思っているところですが、果たしてそのあかつきには、一体どのような姿に変わった8007Fと対面することになるのでしょうか? 当面は、現在の8039Fと同様の、8500系・紺+黄帯編成と比べて俄然イケメンなデザインの帯を巻くことになるのだろうと予想しておりますが、いつ何がどうなるか全く分からないジャカルタの鉄道事情だけに、全く予想を裏切る大胆な姿になったりして……(^^;)。
 何はともあれ、東京メトロ車の増備が引き続く中、そのうち東急8000・8500系は冷房車の最大勢力をメトロ6000・7000系に譲るのではないか……と思われるジャカルタの鉄道シーンですが、今後も東急ファンの超はしくれとして、ジャカルタでの東急8000系列の活躍を激写し、かつ乗り鉄三昧を楽しんで行きたいものです。いずれ新5000系列 (4000系を含む) のさらなる増備によって8500系に余剰が発生する可能性が高いですが、余った編成は秩父・長野・インドネシアのいずれへ行くことになるのか……? 勿論国内譲渡も嬉しいことですが、出来ればもう少々8500系あたりがジャカルタに渡り、栄光の8007・8039Fをはじめとする歴戦の面々と手を取り合って、ジャカルタにおける最大戦力としての存在感を発揮し続けて欲しいものです。