地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

復興を祈り国鉄73系をつくる (下)

2011-04-25 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


クモハ73先頭の図。野太い釣掛サウンドが湧き上がるかのようです♪



クハ79先頭の図。左側の車両は中間車用板キットとの切り接ぎの産物。



鉄コレ動力入りモハ72の床下は、売れ残り多数な鉄コレ阪和70系の流用 (^^;



TOMIX・HGクモハ73 (左) との並び。パッと見でも大きさが全く……(汗)。

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 復興に寄せる個人的な思いを、60年以上前の復興の象徴に託してシコシコと製作に入ったGM板キット・国鉄73系電車。例年になくバンバン飛びまくったヒノキ花粉の絶頂期にあたり、休みの日も純粋な撮り鉄目的の外出をする気に到底慣れない中、とにかくヒマさえあれば突貫工事で製作作業を進めまして、約半月でクモハ73×2・モハ72 (鉄コレ動力挿入) ×1・クハ79×2・サハ78×1の計6両が竣工と相成りました。バンザーイ!!\(^O^)/ 
 工作のツボとしましては……まぁ突貫工事であるだけに基本的には素組みです。とは言え、クハ79のうち1両は、全く同じ車両を2両つくっても73系らしくないという理由から、プレスドアの中間車ボディと乗務員扉を切り接いでおります。また、ヘッドライトとグロベンに銀河のパーツを用い、運転台下のカプラーはボディマウント式TNカプラー、それ以外の連結面はKATOカプラー (アーノルドカプラーポケット用) を装着しています。なお……この程度のいじり加減を除けば、特筆すべき如何なる事項もございません (汗)。それでも、可能な限り丁寧なつくりを心がけ、屋根上配管部の塗り分けにはマスキングを用いたこともあり (目と指先にとっては超地獄 ^^;)、仕上がり具合にはへっぽこ初心者なりに満足しています (*^^*)。いや~編成を組んだ状態で本棚に飾ってみますと、思わず釣掛サウンドが漂って来るかのようです♪
 それにしてもこの板キット、車高が相当オーバースケールでありまして (GM板キット全般に言えることかも知れませんが)、TOMIXのハイグレード73系と並べるとはっきりと分かります (@o@)。とはいえ、TOMIXハイグレード73系はモールドが浅く、嵌めガラスパーツだけに3段窓の彫りがイマイチに見えることを考えますと、GM板キットの73系にもそれなりのアドバンテージがあるのではないか?などと思っております (眼医者に行くべしと言われそうですが……^^;)。ボッテリ塗装になりさえしなければ、如何にも実車を彷彿とさせる深くゴツい雰囲気のモールドを楽しむことが出来ますので……。
 何はともあれ、GM板キットの基本入門編アイテムと思われる (?) 73系を今さらながら製作することで、改めて「各自要工夫」の余地 (汗) がたっぷり詰まったGM板キットの奥深さを体感することが出来ました。そして、この突貫工事の勢いを以て、自分自身の他の活動も改めて前向きにこなして行きたいものです。


屋根配管のスミ入れにあたりマスキングすると、後の余計なスミを抜く作業がラクになるのではないか?と
いうことで……地獄のマスキング (汗)。でも実際、綿棒の先を細くして最高に念を入れて行う必要があるスミ抜き作業の手間が大幅に省けましたので、要はスミ入れの先と後のどちらで苦しむか?ということでしょうか。