地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

富山地鉄14750形 (祝・鉄コレ第14弾!)

2011-04-22 00:00:00 | 懐かし画像


 鉄コレ第13弾・20m級キハコレクションの熱い余韻が容易に冷めやらない今日この頃ではありますが、昨日帰宅してネットをウロウロしていたところ、思わず「ぬをををっ!」と雄叫びが……。ななんと何と!鉄コレ第14弾として、戦後運輸省規格型・私鉄中型車シリーズが登場するではありませんか!! 具体的には、大井川3800+2800の2連、大井川クハ2800を展望電車に改造したクハ861、豊橋鉄道1721+1771、富山地鉄14710+クハ10 (以上名鉄3800形由来)、富山地鉄14750形、長電1000形、京福1000形といった顔触れですが、いや~何を隠そう、私は中学・高校生の頃、この手の車両が大好きだったのです。というわけで、心の底から万歳万歳万々歳!!! \(^O^)/ まぁ如何せん貧乏中学・高校生だったもので、これらの車両の全てを巡り歩くことは到底叶わなかったのですが (京福1000形に至っては、乗って撮りたいと思った時には既に阪神車体の1101形に更新済み。長電1000形も長野口地下化で消滅し、屋代線で1500形が僅かに残るのみ)、とくに富山地鉄14710・14750形につきましては、豊かな緑や深い雪に包まれた風景の中、キュッと引き締まったイケメンボディ (?) の釣掛電車が力強く急勾配に挑む光景に魅せられ、高校時代に2度訪れたものです……(遠い目)。



 というわけで今日は、約10年前にスキャンしたきり放置していた富山地鉄14750形の3重連をアップしてみましょう。富山地鉄14750形は両運転台車4両が在籍し、釣掛ながらもカルダン駆動車と混結可能であったことから、冬期の上滝~立山線単行から標準2連、夏期の増結車などなど八面六臂の活躍を続け、遅くとも1995年までに廃車となったセミクロスシートの車両です。そこで長らく、富山地鉄の優等車標準塗装である朱色+赤みの強いクリームを纏っていましたが、私が訪れた80年代半ばにはグレーと赤帯の現行塗装に姿を改め、二つ目玉も凛々しく前パンを振りかざしておりました。そんな14750形が、夏のアルペンルート最繁忙期に合わせて3重連でやって来たものですから、相対式ホームの交換駅であった当時の本宮駅で撮り鉄していた私は思わず鼻血が吹き出そうなほど狂喜乱舞して激写したのを覚えています……(遠い目。あ、もちろん当時はモードラやワインダーを使ってコダクロームを湯水のように消費するなどという真似は間違っても出来ず、あくまで1枚1枚ピントと露出にシビアになりながら1カットに集中したものです)。
 いっぽう、立山線運用が多かった14710形も勿論撮影していますが、とにかく撮りたかったブルトレ塗装 (今回鉄コレで再現されます) は初訪問の時点で消滅間際……。上滝線の朝の4連・岩峅寺方に連結されていたところに乗ってしまい、日中は稲荷町の奥深くに引っ込んでしまったため、結局お見せできるようなカットは残っていません (トホホ)。現行塗装バージョンはまた機会があればアップしようと思います。一方「嗚呼……14710形の現行塗装バージョン、出ないかなぁ……」と思っておられる方も多いことでしょう (私も激しく希望!……どちらの塗装も超お気に入りですので♪)。オープンパッケージで売って頂けると有り難いのですが。
 そんな魅惑の顔触れを盛り込んだ鉄コレ14弾ですが、果たしてシークレットは如何に?! 個人的な予想では、富山地鉄14750形のうち前パン側が非貫通のバージョン (1枚目の画像。あ、14754は忌み番につき欠番) となるのか、それとも14710形の正面貫通時代 (名鉄原形のまま) となるのか、長電1000形のうち両側貫通の1004となるのか、はたまたクハニ改造のクハ1060形となるのか……。
 そういえば、運輸省規格型中型車シリーズの一翼として、秩父100系の存在を忘れるわけには行かないのではないか?!と思うのですが、是非これはオープンパッケージで、デハ100 (KS33E)+クハ60+デハ100 (FS44)+クハニ20というフルコースでお願いしたいものです (秩父車の鉄コレ化には熱心なトミーテック様のことですし、当然のように期待しても良いですよね……と ^^;)。あと、名鉄3800の譲受車がこれだけ販売されるということは、本家バージョンもダークグリーン・アイボリー赤帯・スカーレットとバージョンを変えつつリリースされることが予想されるわけで……。そして運輸省規格型といえば、東急3700→名鉄3880も鉄コレ化候補として考えられ……いやはやスゴい世の中となったものです。