本日から青い帯の航空会社が成田とヤンゴンの間に毎日B767の直行便を飛ばし(従来はインド線で余った定員少な過ぎなビジネスジェットが週2~3往復程度。エコノミーはビジネスの椅子をそのまま使い、サービスのみエコノミーということであったものの、椅子がビジネスなだけにかなりの御値段の運賃でした)、飛躍的にミャンマーを訪問しやすくなるとのこと! まぁ個人的には鶴丸航空派ですので(別に青い帯航空もキライではありませんが、自分の金で乗ると余り良くないことが起こるというジンクスが…….)、今後よりミャンマー線の需要が増え、鶴丸航空も飛ぶようになれば……と期待しているところです。
というわけで、3月のミャンマーネタの続きです。ヤンゴンの環状線運用は、前にも記しました通り日本製DCは入らず (日本製DCは支線直通列車及びマンダレー本線区間運転用)、あくまで罐+客車が中心ですが、その客車列車を牽引する主力であるアルストーム製・DD900型は、向きによって全く異なる表情を見せます。
前回アップしたDD900型の表情は、何の変哲もないアメロコ風。しかし正面の平面顔は、こんな感じでなかなか御フランスらしく洒落た大窓+中央扉となっています。いや~、これほどエンドの違いによって表情が異なるDLというのは、世界広しといえども余りないような気がします (^^;)。
そして……DD900型独特のお洒落な塗装は、この平面顔と組み合わせるととりわけ引き立ちます♪ かつてのミャンマー国鉄の画像をネット上で眺めていますと、昔は環状線用客車もこの罐と同じ塗装であり、実に見事な編成美を醸し出していましたが、今や客車はマルーン+オレンジツートンを経て、中国緑皮車マニアしか喜ばなさそうな緑+水色に (^^;)。しかしDD900はそのような流れに迎合 (?) することなく、今のところ律儀にこのマスキングが面倒臭そうなお洒落塗装を堅持しているようです。それはあたかも、経済発展と民主化という大きなうねりに突入したミャンマー社会の中で、昔ながらに変わらないし今後も変わって欲しくない、ある種のミャンマーらしい気品を代表しているかのようです。