
毎年恒例・武州北部初夏の風物詩として完全に定着した感のある秩父鉄道・広瀬川原車両基地の「わくわく鉄道フェスタ」では、回を重ねるごとに如何にしてマンネリ感を避け、如何にしてお子様連れも「大きなお友達」も楽しめるようにするか、いろいろと工夫を重ねておられるようにお見受けしますが、一番手っ取り早い策のひとつは、手持ちの車両のカラバリを増やして話題性を持たせることでしょうか。そこで今回、デキ502がチョコバナナ塗装を纏い、本来は1980年代後半から普通電車用として採用された色がELで電撃的に復活した次第ですが、いや~これが余りにもデキ500に似合っていて感激しました……(*^O^*)。

というわけで、広瀬川原訪問レポートとしては、ELの三並びシーンで中央に鎮座しお披露目と相成ったデキ502の姿を先にアップするべきかも知れません。しかーし!午後3時のイベント終了後に展開されたお片付けモードの中で動いたデキ502の姿こそ、この日の秩父鉄道において見られた他のあらゆる光景と比べても超絶に感動的でしたので、未だに脳裏において激しくスパークしまくりな感動感激が薄れてしまわないうちに、この最終シーンを先にアップしておきたく存じます♪
このシーンが展開したのは、大体16時前頃。3両並んだELのうち、まずデキ108は早々にパンタを下ろしてしまい、少なくとも翌日まで全く動かないことが確定~。そしてデキ201は翌日のSL運転に備えて12系の入換を開始しました。この結果、デキ502のみ研修庫の前でポツンと取り残される格好となりましたが、パンタだけは上がり続けているため、多分動くに違いない……。そこで、ご一緒した「きえふにいさん」様と待つことしばし、デキ502の奥にある扉が開くと、502は庫内へ向かいソロリソロリと進み、やがて「ガチャーン」という連結音が。こうして、チョコバナナデキ502の走行シーン初撮影が単機ではなく牽引であることが確定し、果たして何を引っ張り出して来るのかという期待が最高潮に達する中、実際に出て来たのは何と!ナ・ナ・ハ・チ……!!\(*^O^*)/
嗚呼!秩父鉄道のEL群の中でも、デキ108と並んで圧倒的超マニアック罐として台頭したチョコバナナデキ502が、秩父&東急ヲタ垂涎のマニアック車両であるナナハチを、甲種輸送でも何でもないのに目の前で牽引している……!! 無我夢中でシャッターを切りまくりながら、「ぬおぉぉぉぉ~っ!!秩父&東急ファンをやってて良かったぁぁっ!!」と心の中で絶叫したのでした。この一日は、まさにこのひとときのためにありました……。
というわけで激写後は、きえふにいさん様とともに寄居経由で川越へ。8000系→10000系の乗り継ぎ(そして男衾駅前「磯村建設」看板目撃 ^^;)で久しぶりに「東武ん」をチャージしたのち、北武の農産の幸を集積した川越の美味を楽しみつつ、黄金色のビールで黄金色のデキ502を激写した喜びに酔いしれたのでした……。最高にEnthusiasticなひとときを共有して下さったきえふにいさん様には、心よりお礼申し上げます!