那珂川の畔の田園地帯にある葬儀場の建物を取り囲むように、周回線路と車両が日々増殖を続ける那珂川清流鉄道。門を入ってまず目に入る千葉モノレールの車両に驚くのも束の間、さらに次から次へといろいろな車両が目に飛び込んでくるのですが、とりわけのっけから驚喜させてくれるのがこちら、懸垂状態のモノレールの下に収納された状態の、木曽王滝森林鉄道の巡視モーターカー (1965年・富士重工製) です♪
那珂川清流鉄道保存会のHPを拝見していますと、この車両についてはグレー塗装の写真とともに「整備中」とされていますが、ピッカピカな塗装からして、整備が終了してまだ間もないのでしょう。モノレールの下に安置されていれば、雨風をしのげて良好な状態を保てるのでしょうけど、折角走行可能なようにレストアされている以上、是非周回線路に載せて欲しいと思うのは私だけではないでしょう☆
う~ん……カワイイ過ぎる♪♪ 私は自分ではクルマを運転しないのですが、こんな自家用車だったら欲しいなぁぁ~と思います (笑)。こういうノリの車両、個人的にはミャンマーのLRBEで思う存分体感したものですが、そもそも日本国内の軽便シーンでも当たり前のように多数存在していたわけで、もっと早く、森林鉄道や軽便鉄道が華やかなりし時代に趣味活動していれば、私のヲタ人生ももっと変わったものになっていたのかも知れません (^^;
それはさておき、大体この車両が置かれている位置に「ここからの見学は入館料必要」という看板が立っていますので、作業をしている方に声をかけると事務室まで案内して下さいます。そこで発行された入館券は何と……「八溝温泉から那珂川清流鉄道ゆき」と記されたB型硬券! しかもフォントは伝統の切符フォント! (と呼ぶのか? ^^;) 何とも地味に粋すぎる演出に感動しつつ、関係者の方から大まかな説明を伺い、いよいよさらに奥に進みますと……そこには衝撃の鼻血モノな展開が待っていたのでした……(つづく)。