約10年前、京急は当時急激に数を減らしていた1000形の幕引きに華を添えるべく、会社創立110周年を記念した「ありがとうギャラリー号」「歴史ギャラリー号」を運行し、多くの京急ヲタを血湧き肉躍らせたものです (遠い目)。そして、時はあっという間に流れ……京急創立120周年で出現したのは、1両毎に色が違うというチンドン屋編成! 「かつて子安〜横浜界隈でタメを張り合っていた横浜線の超混色編成みたいだな、こりゃ……」と思った私、それはそれで自らのジジイ化を心配した方が良いでしょうか。あるいは例えるべきは、琴電の琴平線色+旧塗装旧型+茶色ツートンまたは茶色旧型を混ぜた編成のようなものかも知れません (琴電なら今でも簡単にこの組み合わせが出来ますね〜)。
というわけで、折角趣味的には面白みの薄い1500形初期車 (1500ファンの方には失礼!) に特別塗装を塗る以上、それこそ編成毎に異なる時代の色とし (赤黄ツートンは今回の方が再現度高し?……前回はモロにピンクでしたから)、さらには将来の譲渡先としてありうる琴電塗装編成も登場させたりして (妄想スミマセン ^^;)、普段は単調極まりない大師線を撮り鉄パラダイスにして頂きたいものだと思います。しかし、120周年はこういうかたちに落ち着いた以上、登場当初のヲタ祭りが完全に終わって日常を取り戻したと思われるタイミングを狙って、初詣以来9ヶ月ぶりに大師線を訪れてみました。その直前に訪れた神奈臨千鳥線は見事にウヤ爆弾を食らってしまいましたが、大師線の1521編成は公式HPでの予告通りにご登場〜。1524の現行ツートンは、これはこれで十分1500の標準塗装としてイケるのではないか?と思いました。