台風25号の余波ともいえる季節外れの酷暑も過ぎ去り、ようやく秋らしい気候となりそうですが、それにしても今年は自然災害が多かったですね……。関西を蹂躙した台風21号に驚く間もなく、関東も台風24号に襲われ、「雨は大したことないけど風は結構スゴいな」と思っていたら、海から吹き付けた塩水が大雨で流されずベッタリ付着したままとなり、時間差攻撃で京成などに大きなショート被害を出すとは……。これからの温暖化時代、海から多少離れていても塩害対策は必須になるのでしょうか?
災害直後の京成といえば、震災の翌日に成田を出発する航空券を買っていたばっかりに、正午過ぎに運転を再開した京成〜北総に乗ったことがあり、日暮里から高砂まで自分史上最悪の超寿司詰めに耐えたものですが、京成に文句を言っても始まらず、むしろ千葉も被災地となったあの状況の中での運転再開には敬服せずにはいられなかったものです。しかし今回の塩害は、震災の時よりもはるかに長時間の運休を強いたということで、何時どのような場面に列車運行の妨げが潜んでいるか分からんな、ということを痛感しました。また、JRW・JREをはじめとして、計画運休という考え方も拡大・浸透し、安全運行・保安をめぐる観念も大きく変わったわけですが、そのようなことも平成最後の夏の印象として記憶され続けることでしょう。
というわけで、最近京成を撮ってないなぁ、という自省ととともに、昔撮った画像をほじくり返しまして、京成3200・3300形の未アップ画像を貼っておきます。昭和高度成長期の鋼製車がますます、何だかんだで平和だった時代を物語っているように思えて来ますね……。