浪江から原ノ町まで719系に乗り、ウハウハ気分でいたのも束の間、原ノ町からはついに運行面で仙台近郊区間的な雰囲気に変わって行きますが、かつて455系や717系が健在だった頃は、仙台〜原ノ町間の列車の多くが455・717系の6連で運行されており、撮り鉄しながら見事な編成美にウットリしたものです。そして日中であれば乗車率も大したものではなく、ゆったりとした車内で仙台との往来が出来ることを羨ましく思ったものでした。
しかし……今や全ての編成が2・4連となり、しかも日中の減車が進められた中では、原ノ町での乗換も悪い予感しかしない……。果たせるかな、原ノ町駅の3番線で客を待っていたのは、E721系の2連でした……(鬱)。
そんな2連に、719系4連から吐き出された高校生や一般客が押し寄せるものですからもう大変……。1番線から3番線へ、「大垣ダッシュ」を久しぶりに思い出すような跨線橋渡りの激戦を制して、何とか目出度く海側のボックスシートを確保しましたが、40代後半のヲッサンには、いくら登山で足腰を鍛えているとはいえさすがに辛い! 高坊の甥っ子はさすがに超余裕だったようですが (笑)。
とまぁこんな感じで車内に荷物を置いたあとは、発車まで時間がありますので、構内で佇む719系やE721系を激写した次第ですが (※2枚目の画像は、東北線内の某駅で撮影しました)、短編成化の元凶であるE721系であっても嬉々として撮影してしまうのは、最初から全車セミクロスであるのを内心高く評価しているからであり (同じ理由でE129系にも抵抗感はないです)、かつ変転流転やまず自然災害の影響も受けている鉄道界の現実に鑑み、「今目の前に来た列車は全て撮っておけ」という心理に変わったからかも知れません。