今年の春から始まった奈良線ウグイス103系の阪和線205系への置き換えは、既に阪和線天王寺口から4扉車の運用が消えているだけに順調に進み、当初の1000番台4連のみならず、0番台6連のうち中間ユニット2両を抜いた4連も続々と入りつつあることで、ほぼ完了に近づきつつあります (情報に疎いもので、完了かどうか分からないのは悪しからず)。先日京都に出張したついでに奈良線ホームで駅撮りしていても、0番台が2本やって来た代わりに103系は全く姿を現さなかったことから、ここでも世代交代はほぼ終わったな……という感慨を抱きました。
とはいえ、兎にも角にもこれは205系0番台。中間のモハがVVVF化されているわけではありません。正面帯下部の細い警戒イエロー、そしてLEDに改造された行先表示を除けば、これはもう京浜東北線や東海道・山陽緩行線の205系の再来に他ならないわけで、今や首都圏で205系が激減し、205系の歴史すら晩年に向かいつつある中、このような展開となったことの不可思議に心地良い痛快さを覚えるものです。ウグイス帯化されればもっと面白いですし、あるいは個人的には321系などと同じ現在の京阪神4扉色も結構好きなのですが……。というわけで早速、鉄コレの奈良線4連バージョンや、KATOでも勿論良いので紺+オレンジ帯姿とか出ないものか……と期待しています。