開業100年の老舗となった名鉄瀬戸線は、喜多山の車庫もイマドキの大都市圏の通勤路線としては貴重な木造で、何とも言えない雰囲気を醸し出しています。まさかこの建物も100周年ということはないでしょうが……個人的には、狭苦しい空間の中で数本の線路が木造の車庫に吸い込まれて行く配線を見ると、むかし訪れた上田交通の上田原車庫を思い出してしまいます (^^;)。以前にも触れた通り、この車庫もいずれ尾張旭に移転し、高架化とともに消えゆく運命にあるようですが、少しでも長く600V時代の名残を伝えて欲しいものです。ゼイタクを言うならば、この空間にモ700・750・900……といった古武士の面々が集っていた頃をナマで見てみたかったですね……。
そういえば、前回訪れた時に画面右側の位置にいた青いデキは車庫の一番奥にひっこんでしまい、その代わりに茶色いデキが鎮座していました。個人的にはやはり茶色い方がしっくりきますね。出来ればパン上げシーン、さらには茶・青デキの並びなども見てみたいものですが……。(そんなイベントがあろうものなら人が殺到しそうですね ^^;)