地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

城南をゆく古き良き大井町線

2005-04-17 20:51:01 | 大手民鉄 (東急)


 あちこちの大手私鉄で幼なじみの電車が消えて行く今日この頃、東急も例外ではなく、東横線の顔だった8000系も、更新を受けた「歌舞伎車」すらどんどん運用を離脱しています (T_T)。そんな中大井町線は、シングルアームパンタ化されたのを除けばオリジナルのスタイルを保った8000系が今でも2~3本 (確か) 残っているのをはじめ、8500系、8090系でほとんどの運用をまかなっており、加えて駅の雰囲気も昔のままでシブいところが少なくないなど、昭和50~60年代の東横線の雰囲気をたっぷり楽しむことが出来ます (^o^)。
 今日は昼過ぎまで仕事で、中途半端な時間に帰ることになったため、予めカメラを用意のうえ大井町線に2時間ほど寄り道してみたのですが、今日は8000系が2本昼間の運用に入ってくれたため、僅かな時間でも結構コマ数を稼げてラッキーでした (^^)v こういう「入れ食い」に近い状態も今のうちかも知れません……。「戦後」の雰囲気を今に伝える旗の台駅も、2面4線化工事が進行中で、既にニコタマ方面のホームは跡形もなくなっていますので、ここも今のうち。

小田急5000形4連も消滅カウントダウン?

2005-04-15 19:59:00 | 大手民鉄 (小田急)


 きょうはダ●ヤ情報の発売日でしたので、いつものように立ち読みしていたところ、甲種回送のページで小田急3000形4両固定編成がついに登場することを目にして衝撃を受けました。3000形の増備スピードは、これまでの小田急では考えられないほどのペースで進んでおり、去年1年間で4000形全車が一気に全滅してしまったほどですので、これで多分車齢35年を迎える5000形4連 (小田急最後の二段窓車) もひとたまりもなく廃車が進んでしまうのだろうか……という予感がしております (ToT)。小田急らしい小田急がどんどん消えて行く……。

 それはさておき、きょう初めてロマンスカー50000形 (VSE) に乗りました。新宿~町田間だけですのであっという間でしたが……(^^;)。圧倒的に高い丸天井とハイセンスな内装、そしてもう10000形には二度と乗りたくないと思うほどゆったりとしたシートピッチには「これは今年のブルー●ボン賞間違いなしか?」と思いましたが、大柄な私にとってはやっぱり30000形の分厚く深い椅子の方が座り心地が良いんですよね……。まあ50000形は主に箱根観光のシンボルという役割どころなのでしょう。

長津田発太田行!

2005-04-13 20:32:41 | 大手民鉄 (東武)


 さきほど東急のHPを見ていたところ、とんでもないニュースリリースが! 半蔵門線押上開通直後の「中央林間発東武日光・鬼怒川温泉行」に続いて、またまた長距離直通列車をゴールデンウィークに設定するそうです。足利の藤、そして恐らく館林のつつじを見物する観光客のための臨時列車で、途中館林で4両切り離すので間違いなく東武30000系使用でしょう。所要時間は3時間! 
 一瞬、長津田からこれに乗って群馬ローカルの東武5000系に乗りに行こうかと思ったのですが、考えてみればトイレがないですし (北千住での長時間停車もない模様)、観光にちょうど良い時間帯に館林・足利市に着くということは、特に東武線内で相当混み合うことが予想されますので、やっぱりやめました (笑)。神奈川県内における伊勢崎線内の花の名所の知名度は多分低いので、東急線内から東武動物公園以北まで直通する人は多分「鉄」がメインなんだろうなぁ……と予想しております (^^;)。

オドロキの常磐線スピードアップ

2005-04-13 15:51:57 | 国鉄型車両


 つくばエクスプレス開業への対抗策としてかねてから予定されていた常磐線7月ダイヤ改正の概要が発表されたようです。それを見ていて、新設の特別快速が北千住と我孫子を通過することに驚いたのもさることながら、上野から取手まで30分少々で着いてしまうことに圧倒されました……。秋葉原~つくばが45分ですから、それに対抗するには130km/hの駿足でもって、そのくらいの所要時間で走りきることが必要だという理屈は分かるのですが、やはり今までと比較するとどうしても「どひゃー!」という気分になってしまいます (^^;)。
 私は首都圏の中でも常磐線沿線とは反対側に住んでいますが、103系がモーターを焼き切らんばかりの音を立てて北千住~柏間を激走するシーン恋しさでたまに常磐線乗り鉄に行っておりまして、403・415系、それにE231系もそれなりにしんどそうな高速走行をしているのを知っておりますので、この区間でE531が130km/h走行をすると一体どういう乗り心地なんだろうかと、とりあえず興味津々です。ですが、その陰でまた一つ国鉄近郊型電車が消えて行くのは寂しいことです。特に、グロベン・非ユニット窓の403系あたりは、高価な交直流電車ということで命拾いしてきたようなところがありますが (あ、でも他に非ユニット窓車がゴロゴロしている国鉄型天国として千葉支社がありました ^^;)、これから最優先で廃車になってしまうのでしょうか。激減してしまう前にこちらも記録しておく必要がありそうですね……。
 でも考えてみれば、常磐線それ自体を撮り鉄目的地として訪れたことはないです (^^;)。↑の画像も勝田駅での撮影でして、茨城交通撮影のついでです (^^;;

私鉄版「昭和の近郊型」・伊豆箱根3000系

2005-04-12 21:03:00 | 地方民鉄 (東海道)


 昨日から関東は「散り際の花冷え」で非常に鬱陶しい天気が続いていますので、ここらでスコーンと爽やかな画像をアップしてみたいと思います (笑)。先日の伊豆箱根1000系「赤電」おわかれ会のついでに撮影した伊豆箱根オリジナル車・3000系です。ちょうど大場車庫に出入りする位置は、真後ろに富士山を入れることができるベストな位置で、撮っていて実に気分が良かったですね。はい。(^^
 そんな3000系も、どんどん国鉄近郊型電車が激減しつつある昨今、次第に貴重な存在になって行くのだろうな……と思われます。走行音は西武101系そっくり、車内デザインも西武2000系と似ているあたり、如何にも西武系なわけですが、何と言っても国鉄近郊型と同じボックスシートのセミクロス座席配置が最大の魅力ですね。朝夕は非常に混み合いますけど、昼間の空いている電車で伊豆半島北部の田園風景を眺めるのは、短い旅ながらもオツなものです (^^
 なお、3000系の第5編成以降はステンレス製で、雰囲気は「私鉄版211系」ですので、念のため……(^^;