地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

秩父1000系国鉄色揃い踏み(09.10.3)

2009-10-06 13:36:00 | 地方民鉄 (秩父)


1009F。緑の風景にはやはりこの色がベストマッチ?



1012F。色の褪せ具合が鶴見線時代とそっくりになって来ました(笑



1001F。この日に限って歓迎されざる運用に……(汗



1011F。気のせいか塗り直されてキレイになったような……。

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 秩父鉄道1007Fが黄色+茶帯旧塗装御披露目臨時急行として走った3日は、既に登場して久しい国鉄色オールスターズの面々も、臨時急行に協賛!とばかりに定期運用に入って活躍しておりました。いやはや、こうしてPC画面上に並べてみると、改めてカラフルだなぁ~~と思います(笑)。もちろん走り具合もまだまだ絶好調。7000系の増備が遅れている中、もうしばらく秩父訪問時のお楽しみとして活躍してくれそうです。
 それにしても……黒谷で影森行臨時急行とすれ違う運用に小豆ベージュが入らず、スカイブルー1001Fが入っていたのは少々ガックリ……(-_-)。未だ三峰口で撮っていない小豆ベージュがこの運用に入るだろうとヤマをかけて、三峰口でたっぷり撮ったあとそのまま乗車して1007Fを待ち構えようとプランニング。西武の三峰口直通列車に乗ってのほほんとしていたところ……影森で交換してしまふとは! しかも熊谷行……といふことはそのまま熊谷入庫 (-_-;)。結局この日、小豆ベージュは1枚も撮れず仕舞。もっと早起きすれば良かったのかも知れませんが、午前中は天気が悪いという予報だったからなぁ……と。いや、スカイブルーももちろんサイコーですが、既に三峰口単独停車シーンを撮影していますので、「出来ればウグイスか小豆ベージュでよろしく!」と思っていたわけです、はい (^^;

北斗星ブルーのDD51、川崎市営埠頭へ

2009-10-04 19:27:00 | 貨物列車 (神奈臨)


重連+スシ×4の超豪華グルメ (爆) 編成、デンジャラス・ゾーンにようこそ!



ただいま機回し中……神奈臨の本日の牽引機・DD5519との並び!



そしてお楽しみの青罐3重連状態……千鳥線冥利に尽きます(*^^*)。



日本の鉄路の旅、残りあと約100m……。(公園から超望遠撮影→トリミング)

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 昨年の11月末から12月初旬にかけて、札幌から相次いで川崎貨物駅に運ばれて来た北海道持ちの北斗星用24系客車とDD51……。以前当ブログでも、客車の一部がキハ183ともども川崎市営埠頭に運ばれる光景を扱いましたが、御本尊とも言えるDD51は長らく全く動く気配がなく、一時は「まさかこのまま輸出がキャンセルされて解体処分となるのでは?」とすら思えたものです (^^;)。しかし、川崎到着から1年を待たずしてついに動きがあり、先週寝台車の残りが輸送されたのに引き続き、本日ついにDD51×2とスシ24 500番台×4が川崎市営埠頭へと運ばれました。
 いやはや……ただでさえ自然豊かな北海道を走る車両が化学工場の谷間をゆっくりと運ばれる光景というのは、ギャップの激しさゆえに甚だしく濃いぃものがありますが、今回のDD51重連は臨海鉄道として破格の贅沢な珍客と言えましょう。しかも何と……青罐どうしの並びや青罐三重連という究極のシーンも展開し、千鳥線ファンをやっていて良かったなぁ……と改めて思った次第です。
 ビルマ(ミャンマー)への輸出後、DD51はヤンゴン~マンダレー間の幹線列車用牽引機となると予想されますが、いっぽう彼の国の経済水準からみて不釣り合いなスシ「グランシャリオ」は、やはりチャイナの威を借る軍政幹部の贅沢用になってしまうのでしょうか (-_-;)。ビルマ情勢は引き続き流動的であるわけですが、一刻も早く民主化が実現し、経済制裁が解除され、勤勉な国民と豊富な資源の組み合わせで経済発展へと進み、北斗星用客車も一般の人々がちょっと頑張れば利用できる存在へと変わって欲しいものです。
 というわけで、いつもお世話になっております「あまのじゃく」様及び情報元の方にはこの場を借りて改めてお礼申し上げます!! m(^^)m また、列車到着までの退屈しのぎに楽しい会話をさせて頂いたニコン白玉+アタッシュケースの方、どうもお疲れ様でした~。

秩父鉄道1007F・黄色+茶帯復活急行!

2009-10-03 19:51:00 | 地方民鉄 (秩父)


 往路・影森行臨時急行快走! 思いのほか速く、うまく撮影できるか緊張……。



 登場時は前パンではないので、特にこの色の場合クハ1200が良い感じ♪



 踏切から超望遠撮影(35mm版640mm相当→トリミング)。カツカツ過ぎ (^^;;



 入換時のみ日が照って側面との明暗差が……。けどまあいいや (笑

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 オレンジバーミリオン・スカイブルー・カナリアイエロー・関西線ウグイスといった国鉄色に続き、1980年代までの小豆ベージュ旧塗装が復活し、その度ごとに熊谷=影森間を臨時急行が走って話題を振りまいてきた秩父鉄道1000系……。本日ついに真打ちとしまして、国鉄101系→1000系の秩父入線時にまとっていた黄色+茶帯旧塗装を復活させた1007Fが、「秩父鉄道創立110周年記念号」と称する臨時急行で堂々お披露目を果たしました! 
 思い出しても見れば、かつて100系や800系といった釣掛式電車を訪ねて秩父を訪れていた中学・高校時代、これらの車両を廃車に追い込むべく一気に12編成も導入された1000系は、まさに怨嗟の対象……(^^;)。まだ1000系の本数が少なかった頃、待ちくたびれた頃にやって来た列車が1000系だったりしますと、思わず「ク○1000よぉ……」と悪態をついたものです (^^;;;;)。いやその……当時は103系が首都圏を席巻し、101系も探せばまだまだ走っていた時代、この手のボディやMT46の音は珍しくも何ともなく、僅かな小遣いをはたいてフィルム代と電車賃にはたいていた貧乏中学・高校生にとって、1000系がやって来ること自体時間の無駄だったのであります……(滝汗)。
 しかし、それからはや23年。国鉄101系改め秩父1000系は、出戻り鉄の私にとっていつの間にか昭和のよき時代を思い出す象徴的存在に変わり、かつて「○ソ1000」呼ばわりしていたこと自体も若気の至りとして懐かしく思えるようになったのでした (笑)。そんな黄色+茶帯1000系が復活するというのですから、これは勇躍お披露目シーンに立ち会い、「昔はク○呼ばわりしてごめんよ……」と内心念じつつ激写しないわけには行きません。
 というわけで、こんな感じでバッチリ記録することが出来ましたが(*^O^*)、今回特に驚いたのは……「110周年記念号」という大仰なネーミングの列車の運転士に、相鉄での研修終わり立てほやほやの新人女性運転士(詳しくは秩父鉄道ニュースをご覧下さい)を大抜擢していることです! 黄色+茶帯1000系が登場した頃の秩父鉄道と言えば、釣掛ジャンジャン、貨物もビシバシ、如何にも「男の職場」的雰囲気が充満していたものですが……今や7000系が走っていることもあり、サービス業としての新たな飛躍を目指しているのでしょうか。その節目の110周年記念号が、新人女性運転士と黄色茶帯1000系という温故知新な組み合わせというのも、何とも意味深な光景に思えたのでした。
 それにしても……何だか茶帯、心なしか細いような……(汗)。小田急の青帯と大体同じ太さだったはずですので……(当ブログ「懐かし画像」カテゴリ内の、2007年8月17日付け記事をご覧下さい)

三岐751系(元西武新101系)に乗る

2009-10-02 07:45:00 | 地方民鉄 (中京北陸)


 今度の日曜日に予定されている西武横瀬祭りでは、恐らく西武秩父線40周年の祝砲を兼ねて、復活ベージュ顔の271Fが横瀬と西武秩父の間をピストン運転するそうですが、個人的には別の野暮用と仕事が入ってしまったため、撮影は他の皆さんにお任せ……。と申しますか、旧型電機が一堂に会する西武横瀬祭り、一度訪れてみたいのですが、大体仕事がかぶったりするんだよなぁ……(ボソッ)。
 というわけで、行けない代わりの前祝いで西武101系ネタをアップしてみることにしましょう。先月の関西出張では帰路に近鉄大阪~名古屋線を経由しまして、そのついでに久しぶりに三岐か養老鉄道に寄り道し、西武新101系改め751系か、養老の復活ラビットカー塗装を撮ってみようと思案していたのですが、養老は桑名口を訪れたところでラビットカーが大垣以北の運用または昼寝である場合とすればハズレくじでリスク高し……。ここはやはり三岐かなぁ、とぼんやり思っているうちに名古屋行き急行が近鉄富田に到着したところ、何と目の前には今年登場の751系が停車しておりましたので、こりゃあ三岐だ!と即決(笑)。
 そこで、改装成って間もない西口出札口にて東藤原までの切符を購入したところ、何と自販機での販売は近鉄のみで、三岐については何と何と硬券!! (*^O^*) いや~21世紀的な駅舎で硬券を購入できるとは全く想像だにしておりませんでした。切符購入後はホームに戻り、西武時代と全く代わり映えのしない751系の車内にさっそく入って涼んでいるうちにいよいよ出発進行~♪



 大型連休初日の昼下がりということで閑散とした車内の751系は、とりあえずフツーに一駅一駅停車して少しずつ客を減らしながら進んで行くわけですが……とにかく揺れが少な過ぎ!! これまで、三岐がやたらと揺れるのは軌道状態によるのだろうかと思っていたのですが、それはどうやら601系や101系に乗った際のDT21系コイルバネ台車の乗り心地の印象が強すぎたためのようで……FS系の空気バネ台車ではさすがに劇的に変わるものですね~。……って、そういえば801・851系もFS系だったはずですが、元西武701系は走行音ゆえにデンジャラスな印象が強かったりしたのでした (笑)。西武線内で101系や、同じ性能を持つNRA・4000系に乗りますと、どっしりと力強いモーター音に思わず聴き入ってしまうものですが、いや~三岐に持ってくるとこれほど「滑るように走る静かな乗り物」に思えてしまうとは……(^^;
 保々にて部品取り用101系の色褪せた車体を目にしたあとは、いよいよ藤原岳の麓へと次第に登って行く区間へ! 秋空はどこまでも高く、北勢の田園風景がどこまでものびやかに広がる中、咲き始めた沿線の彼岸花を揺らしながら進む751系……。線路端でファインダー越しに眺めれば、さぞかし鮮やかな色彩美の世界だったことでしょう。いっぽうの車内は、北勢中央公園口・大安・三里あたりでほとんどの客が下車し、3両編成では超もったいない状態に……(汗)。やがて丹生川・伊勢治田と二駅連続で鉄道趣味的に濃いぃ空間を眺めたのち、いよいよお楽しみの東藤原に到着~。西藤原へ向かう751系を後追い撮影したのでした(1枚目)。
 その後、西藤原から折り返して来たところを望遠で撮影してみたのですが、何やら今回アップした2カットはいずれも鶴見線を走っているかのような雰囲気となってしまいました(笑)。まぁ、それが東藤原という駅らしさ炸裂!ということでもあるのですが……。
 こんな感じで、三岐での活躍を始めた751系を記録してみたのですが、狭い種別幕に「ワンマン」「サイクルトレイン」という二つの情報を閉じ込めようとすると実に窮屈ですなぁ (笑)。シャッター速度を上げるとLEDが切れてしまい、行き先が判別しにくいのも残念ですが、まぁ2文字→保々、3文字→西藤原、4文字→近鉄富田だと理解すれば良し、ということでしょうか (^^;)。

満鉄風?客車をつくる (3) 変顔先頭車とスハ32

2009-10-01 01:17:00 | 超へっぽこ模型製作


 けふは一応中華人民共和国の建国60周年だそうで、あちこちのメディアが賑やかに特集をしているようですが、個人的にはいくら隣国のこととはいえ、金満ぶりにかこつけた独裁国家を言祝ごうとは思わないですね~。それに鉄道趣味的にも、最近はやけにチャラい車両ばかり増えているようで、「CNRといえばダークグリーンに決まっとる! 男は黙って非空調硬座!」という石頭的趣味の私にはもうついて行けません (^^;)。むしろ……あちら様から見ればたぶん非友好的反動帝国主義者に見えるであろう私としましては (笑。以上の点についてのコメントはご遠慮ください)、先日RM誌編集長氏のブログでも紹介された、満洲国・朝鮮・台湾・樺太も含めた戦後まもなくの鉄道地図『日本交通圖』の復刻に狂喜しまして (爆)、「そういえばそうだ」とばかりに満鉄っぽいフリーランス車両の製作をシコシコと再開 (笑)。このたび目出度くジテ中間車改造 (?) 撫順ヘロヘロ通勤客車の先頭車 (っぽい車両) が完成しました (^O^)。
 まぁ具体的な作業としましては、前にアップした阪急顔取り付け状態から、さらに隙間をパテで埋めて慎重にヤスリをかけ、「まぁこんなものかな」という程度に実車に近似したマスクを成形、その後はフツーに塗装を施して窓とベンチレーターを取り付け、足回りを履かせただけです (笑)。ただ唯一悩んだのは……2006年現在の水色塗装を再現するのであればさておき、ダークグリーン時代の正面塗装が分からず、さてどう塗ったものか……ということ (^^;)。緑一色+テールランプケースの銀塗装だけでは何だかなぁ~というわけで、シルヘッダー部に塗ったベージュをマスクにも回してみたのですが、何やら微妙……(^^;;;)。ま、とにかくこれもフリーランスということで……(笑)。



 いっぽうこちらは、単純にGMのスハ32キットに中国国鉄塗装を塗ったものですが、これは何じゃ?と申しますと……日中開戦後に設立された国策会社・華中鉄道に38両が供出された32系客車の「その後」を、それっぽく再現してみたものです。
 1981年に出版された豪華写真集『中国鉄道の旅』5巻本のうち「東南編」をめくってみますと、今やCRHが行き交うようになるとは全く想像出来ないほどシブくヘロい雰囲気の寧波駅に慢車が停車しているシーンが載っておりまして、編成中には何と32系客車の残党の姿が! 恐らくは他の満鉄系客車と同様、頑丈な日本製客車は1980年代まで浙江省や江蘇省あたりを走る鈍行用車両としてほとんど現役だったものと想像されます (私が初めて中国を訪れた1990年には、まだ慢車はほとんど半鋼製車で運用されており、急行列車を待避して侘びしく停車している姿に、当時は非鉄だったもののグッときたものです……。しかし見かけた列車に32系客車が連結されていたかどうかは、う~ん思い出せない……^^;)。
 というわけで、近いうちにKATOからデフ無しキューロクが再生産されるのに合わせ、是非中国国鉄塗装のスハ32を用意し、返す返すも勿体なく撮らずじまいだった華中の慢車っぽい雰囲気を楽しんでみようと思った次第です。一応台車は、TR23の標準軌改造バージョンから満鉄3等客車っぽい台車に振り返られたと勝手に想定してTR11を履かせ (これではオハ56ですね ^^;)、ベンチレーターは「オリジナルそのまま」「小型グロベン2列の代わりに小型ガラベン2列」の2バージョンとしてみました。車番は……中国国鉄フォントの「硬座車 Yingzuoche」インレタを望むべくもないため、テキトーに30000台の番号を……(^^; 車番のルールにつきましては、リンク頂いている「はいらーある」さんのサイト「不思議な転轍機」を参考にさせて頂きました)。
 ケチのつけどころは満載ですが、まぁフリーランスということで……(^^;
 あとは9600をゲットすれば、ド田舎の支線の小運転は再現できます (笑)。
 ちなみに、他にもう1両落成間近。さらに量産して長編成を目指し、マイクロエースの「あじあ」と併走させるのが楽しみです (*^^*)。または、トワイライトExp.塗装のEF81に牽かせてみるのもオツなものかも知れません (^^;;)。
 今後の満鉄シリーズの課題は、ジテ改造電車先頭車の製作と満鉄長距離用客車の製作ですが、どちらも最高に面倒臭そう……(汗)。一応ジテは「GMクモハ52のマスク++GMサハ75側面+GMクモハ73屋根」といった組み合わせでぼちぼち組み始めているのですが……パテ埋め&削り出しによる前面の成形がうまくいったらアップすることにします (失敗したらボツ ^^;)。