地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

京の嵐山鉄2015冬 (1) むらさき嵐電

2015-12-21 12:30:00 | 地方民鉄 (近畿)


 叡電ばかり載せていると、同じ京都のローカル線なのに嵐電に対して失礼ではないか……という気がしましたので、先日京都に会合で往復したついでに、久しぶりに嵐電に寄り道してみました。いや本当は……ドピーカンの新幹線沿線風景を眺めながら、塗装変更の激動が始まった近鉄特急を撮り貯めようと思ったのですが、関西に着いてみるとドヨ~ンと曇天でしたので、速攻で計画変更 (滝汗)。京都から山陰線に乗って太秦に向かい、ちょこっと歩いて嵐電沿いに着いたのでした。いやはや……ブログ内検索をかけるにつけ、前回嵐電ネタをアップしたのは5年半前の「江ノ電号」ではないか……(滝汗)。



 というわけで、何を今さらの感はありますが、嵐電新塗装の紫一色をアップするのは、これが初めてだったりします (^^;)。発表当初は「えぇ~マジぃ……?」と思った紫塗装も、実際に塗られてみればさほど違和感がないのは、それだけこの色が京都に馴染み深い色だからでしょうか? モボ101なんて、坊主度が上がって何だかカワイイですし……(笑)。ただ、紫な車両は広告ラッピングを施している場合が多いのは少々残念で、とくに映画村の広告ラッピングはいただけない……。とはいえ、↑こんな感じのちょっと萌えるラッピングは許可します (^^;;;)。
 こんな感じで、意外にも一生懸命撮ってしまった紫塗装ですが、一点だけ強いて問題点を挙げるとすれば……冬の暗い曇りの日にはどうしても色が沈んでしまいますな。レタッチでここまで見栄えを上げるのに、何気に苦労したのも確かです。

第三ヤンゴン熱鉄記 (31) 単機もまた楽し

2015-12-20 00:00:00 | ミャンマーの鉄道


 総選挙の結果をうけて国民和解の方向へ向かうことが期待されるミャンマーは、それだけに世界中からの注目もますます赤丸急上昇、多くの国からの援助を受けてさらにインフラを整えようとしています。鉄道部門についても、JRCやJREからのキハ40系列大量輸出、あるいは広電をはじめ、日本との関係が注目されるところですが、他にもかねてからミャンマーへの車両輸出で実績がある印・中・ウリナラなども、ここに来てさらに罐や客車を大いに輸出したり、ミャンマーに組み立て工場を設立したりと、動きは風雲急を告げているようです。とゆーか、DF2000の新塗装とか、撮ってみたい……。



 というわけで先日ふと「そういえばあと3ヶ月で、前回の訪問から1年ではないか……そろそろまた行き時だな」と思い立ちまして、鶴丸航空公式HPとアゴダで「ポチッとな♪」(ヤッターマンのボヤッキー風の声で ^^;)。第4回ヤンゴン遠征と、そのついでのタイ国鉄乗り撮り鉄が決定しました (^O^)。
 しかしその前に、花粉症の季節とともにやって来る仕事の修羅場をくぐり抜けなければなりませんし、何と言っても昨年の最大のお目当てであったキハ181や久留里・札沼を全然アップしていないではないか……(滝汗)。ホント、ちょっとでも油断すると、あっという間に時間が流れ去って行くのは、どうにかならないものかと……。
 というわけで、「各国鉄道車両見本市」の観を呈するヤンゴンを再訪することになったのを祝して、インド製のDF1300重連単機と、御フランス製DF1600の単機をアップしておきます~。

叡電デオ810・黄緑帯の811F

2015-12-18 12:00:00 | 地方民鉄 (近畿)


 毎年年末恒例の京急ヲタ祭り・京急鉄コレ商戦が来週末に迫った今日この頃ですが、最近は京急と京阪の蜜月 (?) に伴い、京阪の鉄コレが京急百貨店にお目見えする機会も増えていると記憶します。ところが何と……ここに来て発表されたのは、この秋に発売された京阪1000形鉄コレの追加販売のお知らせではなく、江若鉄道鉄コレとは!! 既報の通り、来春発売となる鉄コレ第22弾・地方私鉄DC特集には、流線型マスクが印象的なキハ12がラインナップされているわけですが、それに先立ってキニ9+キハ14セットが発売され、京急ヲタ祭りでも売るとな?! 江若鉄道改め江若交通も京阪系であるからこその企画、そして京急での発売であるわけですが、いやはや、本当にヲッサンの財布が狙われていますな……。とゆーか、かくなる上はいずれ是非、江若鉄道廃止時の全車両を鉄コレ化して頂きたいものですが (爆)。



 というわけで、そんな京阪系鉄コレ事情を鑑みるに、これはいよいよ叡電についてもデオ300やデオ600のみとは言わず、歴代全車種をカバーして頂きたいものだと激しく熱望致します。先日は、現役のデオ700・800系列を是非、と記したばかりですが、デナ21 (貫通・非貫通両方)やデオ200を是非出して頂かなければ、江若の向こうを張って叡電の存在感を示すということにはならないでしょう (そういう問題か? ^^;)。また、もしデオ800/810に緑+ベージュの旧塗装を塗って頂ければ、趣味嗜好が昭和天皇の崩御とともに進歩するのを止めた私などは、それこそ鞍馬行きデナ21の面影をその姿の中に見いださずにはいられないことでしょう。
 そんなたわごとを、師走ですっかりヘタレつつある脳味噌で考えておりましたので、そんなこんなでデオ811+812の画像をアップしておきます。デオ800と810の外見上の違いはドシロート目にはほとんど分かりませんが、800は2両1ユニットを採用し、810は京阪大津線の機器更新発生品を流用して1M方式を採用しているのだとか……。

第七ジャカルタ炎鉄録 (13) 東急8608F

2015-12-17 00:10:00 | インドネシアの鉄道


 ジャカルタの電車内に掲げられている電車路線図のうち、ジャカルタ・コタ~カンプンバンダン~タンジュンプリオクの間は、長年来単に記載されているのみで、全く運行されないどころか、線路上にはスラム街が出現したり、高架の上であるにもかかわらず木が生えるなど、相当カオスな状況を呈しておりました。初めて訪れた2009年当時は、ここがかつて列車の行き交う場所であったとは到底信じられない気分にすらなったものです……。
 しかし一方、タンジュンプリオクに通じる鉄路のうち、環状東線のクマヨランで分岐したのちしばらく複々線を描き、ラジャワリから急カーブを通ってアンチョールに至る区間は、さらにその先のパソソ駅(輸入電車の荷揚げ場)まで辛うじて生きていたこともあり、土曜休日限定でボゴールとブカシから「アンチョール・エクスプレス」が運行され、ジャカルタ湾岸部の夢の国「アンチョール・ドリームランド」への来客の便が図られていたのを思い出します。クマヨランにて、滅多に列車が入線しないヘロヘロ線路に東急8500系や都営6000系が突っ込んで来る光景は最高にシビれましたし、いつもお世話になっておりますkuching様がラジャワリ~アンチョール間のカーブで撮影されたスラム街シーンは、ある意味で一幅の名画の趣きさえ感じられたものです (遠い目)。



 ところが、アンチョール・エクスプレスは登場時のみ話題を呼んだだけで、運行時間が悪いことからやがていつ見てもガラガラとなり、ひっそりと廃止……。その代わりに (?)、大蘭帝国の権威を見せつける巨大ドームが素晴らしいタンジュンプリオク駅が見事修繕を加えられて再スタートし、ブカシから毎日数往復の電車が運行され、主に都営6000の4~6連の舞台となりました。しかし、これもまた客が少なく、いつの間にか廃止……。猫バスが巨大ドームの駅にちょこんと停車していたあの頃が懐かしい……。一方タンジュンプリオク駅は、パサールスネン駅発着の3等庶民列車の一部が発着駅として利用するようになって今日に至っていますが、まぁ単純に折返線確保のためだよなぁ……。
 とまぁこんな感じでタンジュンプリオク線は、偶然陸揚げされた日本中古車両を見物に行くのでもない限り、非常に縁遠い世界となってしまっておりましたが、本来は港湾地帯への通勤需要が見込める重要路線であるはず。その証拠として、コタ駅とタンジュンプリオク駅の間はアンコタが超頻繁運転されていますし、一方本数が少ないながらもトランス・ジャカルタも整備されています。そしてタンジュンプリオク駅前には、ブカシ方面やカンプン・ランブータンBTなどに向かうバスがうじゃうじゃ……。そう、本来ここは、終わっているジャカルタの都市交通網にあって、結節点として大いに活用されるべき場所なのです。
 そんなタンジュンプリオクに、本日ついに定期電車が復活! 当面はお試し運行で、ジャカルタ・コタから3往復するのみのようですが (路盤が固まっていないためかノロノロ運転)、そのうち20~30分に1本くらい走ることになるでしょうか?! 正直、マジ狭いアンコタ車内で身を屈めながら、30~40分かけてタンジュンプリオクとの間を往来するのは苦痛で仕方がないため、冷房車で気軽に鉄道遺産そのものな巨大ドーム駅に到達できるというのは、福音としか言い様がありません♪ 使用車種はまぁ恐らくKFWでしょうけど、かつてのアンチョール・エクスプレスを偲びつつ、東急8608Fをアップしておきます (本文の内容とマジ関係ねぇ~!笑)

世の移ろいを感じつつ、横浜線E233系

2015-12-15 12:00:00 | JR発足後の車両


 先日、山手線のE235系が正式にデビューしたとのことですが、早速故障してしまったようで……。まぁ、山手線には103系や205系が走っているのが当然という、脳味噌が昭和で固化してしまったヲッサンとしましては、あんな顔の電車はどうでも宜しい。何故安定した性能のE233を増備しないのかと……。
 そういえば、すっかり中坊になってしまった甥っ子が、去る10月末に拙宅に遊びに来たのですが、彼は無事中学受験なるものを経て某進学校に入ることが出来た結果、自ずとやんごとなき鉄友人にも恵まれ (公立中学なんぞに入るよりも、さぞかし質の高い鉄ヲタ少年が揃っていることでしょう……)、勉強や部活の傍ら東京近郊で勝手に鉄活動に取り組んでいるらしいのは、ヲタな叔父さんとしても喜ばしい限り。そんな甥っ子が、E235を指して「電子レンジ」と呼んでいました。まぁ確かに言われてみればそんな感じもしますが、今時の中坊の間ではそう呼ばれているのか……。ますます世の中の流れにはついて行けません (笑)。



 しかし、衝撃はそれだけでは済まなかったのでした。「誕生日プレゼントは模型が欲しい」ということで、自宅最寄りのいつもの模型屋に一緒に向かったときのこと。彼がチョイスしたのはKATOのE233-3000・4連。室内灯も同時にゲットし、早速取り付けて走らせ、ジーッと悦に入っているのでした。そして一言……「オレさぁ、E233-3000が一番好きな電車なんだよねぇ~」(私は内心ポカーン……爆汗)。
 というわけで、「これぞ電車だろ?」といえば釣掛や昭和50年代までの車両を挙げずにはいられないヲッサンとしましては、103系に乗ったこともなければ、江ノ電を除いて釣掛に乗ったこともない今時の鉄ヲタ少年(=「103系を知らない子供たち」) の発言に、遙か彼方の宇宙的な距離を感じずにはいられないのでした……。
 そのうち関西に連れて行ってやり、103系に乗せてやるから、そのときに己の不明を恥じるが良いぞ、フェーッハッハ!……な~んて強がっている場合か?! (^^;;)。
 そんなエピソードやら、あるいはE235のバグやら、南武線での世代交代やらにちなんで、とりあえず横浜線のE233-6000をアップしておくことにします (汗)。E235や南武線のE233-8000の手持ち画像は無く、東海道線用E233-3000につきましても、たまたまトップナンバーの東急車輌出場を撮る機会があったのを除けば、全く撮ったことがありませんので……(^^;)。まぁ、いずれ10数年~20数年後にE233も消えることを考えれば、各路線でちょこっとずつ撮っておくのも悪くないのかも知れません。何かのついででなければ全然撮りに行こうという気にはならないのも実情ですが……(滝汗)。