地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

非冷房車鉄コレ化記念・京急700形

2015-12-05 00:00:00 | 大手民鉄 (京急)


 毎年恒例・年末の京急百貨店ヲタ祭りが近づくにつれ、さて今年の京急事業者限定鉄コレは一体何なのか気になる頃合いとなりましたが、このたびついに京急公式HPにて大本営発表が! 何と……700形 (2代目) 非冷房車!! 3年前に冷房車が発売された際には、「こんなショボい車種、私のようなごく一部の物好き以外絶対に人気出ないだろうなぁ~」と思いきや、蓋を開けてみれば結構な長蛇の列となり、意外や意外の人気炸裂となったのを思い出します。しかし、1000形にせよ600形にせよ、天井のっぺらの非冷房は売れないという傾向もほぼ固定化しているように思いますので、そこそこまったり平和な雰囲気で購入出来ると良いなぁ~と期待しています。もっとも、初期の高運車を再現するということで、そこらへんがどう人気に反映されますやら……?!



 というわけで、昔撮った700形の画像をHDからガサゴソ漁ったのですが、そこで重大な事実に気付きました。そういえば……2005年の今頃に完全引退して以来、ちょうど10周年だったのですね……。京急としては、勿論金型の使い回しも考えてのチョイスをされたのでしょうが、同時に引退10周年も秘かに兼ねているのかも知れません。
 しかし……昨年イキナリ230という古典路線で攻めて来て、半鋼製釣掛派は大歓喜状態となったことからして、400形まだですかぁ~……?! ホントにホントに熱望しているのですぅ……。あるいは、700形と同じ側面の4扉釣掛として、500形を激しく希望したいのですが……。
 それにしても、今や1500の完全な天下と化した大師線の現状を思うにつけ、700やら旧1000やら、片開き扉ボディがフツーに走っていた頃は良かったなぁ……。思わず遠い目になってしまう一方、もうあっという間に10年経ったのか!ということで、時間の流れが余りにも速いことに戦慄を覚えます (@_@)。まぁ、首都圏のあちこちの路線が走るんですやAトレといったのっぺら銀色ボディになっている中、相変わらず赤い電車が来るということ自体を喜ばなければいけないのかも知れません。

変わりゆく南海2015 (4) 泉北三並び

2015-12-04 12:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 南海高野線と泉北線のダイヤ改正がいよいよ明日に迫りましたが、その意味を深く考えてみますと、我が儘知事→市長によって仕掛けられた散々のすったもんだを経て、ようやく泉北が南海の鞘の元に収まり、高野線との一体化の度合いを強めたことを象徴するものになりそうです (毎時2本設定される区間急行の中百舌鳥飛ばしは露骨やなぁ~。笑)。とはいえ、既に車両面では、高野線6200系の泉北バージョンである3000系が存在していたことからして、一体性は余りにも明らかだったのかも知れませんし (でも5000系と7000系は独自性のカタマリ!)、さらに運用減で余った3000系が南海本線用として譲渡されたことも、今日における一体性を雄弁に物語るのでしょう。



 そんな泉北線の車両……単独、あるいは高野線の車両と並んだシーンであれば撮ったことはありますが、泉北どうしの並びはなかなか撮れないものです。まぁ、従来12分間隔だった準急は割と泉北車で来ることから、チャンスがなかったわけではありませんが……。
 ところが何と、去る7月の鉄コレ購入ついで撮影では、単に3000系と7000系が並んだのみならず、南海本線に転じた3000系も揃い踏んで、泉北+元泉北の3並びが激しく実現!! こういうこともあるものなのですね……車庫イベントでもあるまいに!!
 それにしても、南海6200系ならびに泉北3000→南海3000系は、まだ真打ちな模型が登場していないわけですが、マイクロがあの調子とあのお値段であることからして (6連を3種類ゲットすれば、軽~く9~10万円コースですぜ……-_-; ←貧乏人はすっこんでろ、と言われそうですね >_<;;)、ここは是非鉄コレに頑張って頂くしかないのではないかと存じます……。あ、でも鉄コレも最近は高いか……。人民元が大幅に切り下がれば良いわけですが、その場合日本経済への影響も甚大だからなぁ~~。何事も一概には言えないとゆーことで、さて来年以後どうなることやら?

第七ジャカルタ炎鉄録 (11) 東急8604F

2015-12-03 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 昨日半蔵門線を走行中の東急8500系車内で発生した消火器ぶちまけ事件、なかなか不可解な話ですね……。車端部の高い位置に、金具を介して消化器が据え付けられているわけですが (私などは背が高いので、音鉄目的で車端部に座るときなど、消火器の底が頭にぶつからないかヒヤヒヤ ^^;)、ゴロンと落下したとしたら……これはさすがに金具の老朽化でしょうか。でもそれだけではブシャーッと吹かないはず (安全ピンを抜く故意が必要)。落下ならまず頭に当たって怪我人が出るはず。うーん、真相は一体……。
 そんな8500系につきまして、先日発売されたRP誌の東急増刊号にて、ついに大本営発表がなされました。今後後継車両の開発を進め、時間をかけて8500系を廃車にして行くとのこと……。まぁ登場以来40年、とくに登場初期に大量に製造されましたので、インドネシアに行ったわけではない現役車両でも相当の車齢に達しているわけで、パンピーの皆様からみれば、メトロや東武と比べてボロいという印象になるのも否めず、東急田都のブランドイメージにも関わってくることになるでしょう。



 ただ、一昨日運行を開始したE235系がバグですぐに死亡宣告され、復活、そして量産化まではさらに時間を要することになりそうですので、恐らくE235技術を採用する (?) 8500系後継車も、もう少々ヴェールを脱ぐまで時間がかかるのでしょうか? というわけで、ほんの少々全体として寿命が延びた8500系ではありますが、今のうちに出来るだけ乗ったり撮ったりの積み重ねをする必要があるのでしょう。
 今のうちに……という点では、ジャカルタの8500系もまた然り。既にジャカルタの東急8000系列は、旧8039・8611・8613Fが離脱、さらにはチカウムの土となっており、稼働しているのは8編成。しかも205系の激増で予備的な役割に回りつつあり、この先さらに南武が全部ジャカルタに到着した後、千代田6000VVVFが大挙入線するということのようですので、いよいよ散々使い倒された東急8500系がどうなるのか、大いなる岐路に差しかかっているように思われます。東急における8500系の廃車再開により、さらに多くの編成がジャカルタに流れて来ることになるのか、それともジャカルタ現有編成の補修に必要な分の部品のみが譲渡されることになるのか……。やっぱメトロやJREに味を占めてしまった後では、KCJは界磁チョッパ車には見向きもしないのでしょうか。個人的には、JALITA8613F亡き後、改めてKCJ色の8500系が快走する姿を拝んでみたいのですが……。
 というわけで、いろいろ雑念が浮かぶのですが、今年8月の時点ではとりあえず元気で大活躍していた8604Fの画像を貼っておくことにします。

【1:30注記】↑こんなことを書いた後、「さて寝るか」というタイミングでパクアン急行様のブログにアクセスしてみたところ、何と……現役東急全編成KCJ移管!!全編成KCJ色化!! というわけで、間もなくこのKAI青+黄帯は消滅することになります……!! 何という急転直下の展開……(@o@)。

秋晴れ阪急散歩 (2) 5300系

2015-12-01 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 鉄コレの阪急/能勢電5100系が売り出されてはや約2ヶ月少々、辛うじて淡路で更新編成をゲットした私ですが、一旦全てバラしてインレタを貼るヒマがない……。そんなときは、小間切れな時間を使って鉄コレ購入ついで阪急撮り鉄の画像をレタッチするに限ります (笑)。
 それにしても、5100系鉄コレを買いに訪れた以上、5100系の実車をアップするべきなのかも知れません。しかし、この後の用務先は京都、しかも梅田で案内された最寄りの在庫有り駅は淡路ということで、結局京都線と千里線をウロウロすることになったのでした。そして、千里線は過去一度出張で途中まで乗っただけでしたので、これを期に全線完乗を果たし、運転席後ろにかぶりついて撮りやすいスポットを見い出そうと思った次第です。



 ところが……千里線って撮りやすい駅がなかなか無いんっすね……(鬱)。曇りであればもう少々選択肢が増えるのかも知れませんが、住宅が建て込んだ中を意外とうねうね走り、陰もなくすっきり編成撮影出来る駅が見当たらない……。そんな中、アウトカーブの接近戦ながらもド順光が素晴らしい某駅に狙いを定めて待ち構えたところ、5300系登場! (*^O^*) 要は5100系の京都線・ちょい幅広バージョンですが、ヨソ者には車体の幅の微妙な違いはよく分かりません (神宝線こそ阪急、と宣う阪急原理主義者からは非難囂々かも知れませんが ^^;)。今回の鉄コレ車両と同系列であれば、記念としてちょうど良いのです! しかも5300系は前パンですし……!
 そんな5300系、関東でしたらとっくに廃車対象かも知れませんが。しかし、3300系ですら更新が続いている中では、もっと新しい5300系がなくなるはずもなく、全車健在で京都・千里・堺筋線を闊歩しているというのは、何とも素晴らしいことでございます……。