地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

木曽路歩き鉄 (3) 大糸線E127系

2017-07-22 12:00:00 | JR発足後の車両


 塩尻駅に出入りするJREの普通電車は大部分が211系ですが、周知の通り辰野~塩尻間の善知鳥峠・旧線区間シャトル列車につきましては、123系の引退以来大糸線のE127系が運用に入っています。個人的には過去、ここの123系は非冷房時代に1度乗ったことがあるだけで、冷房化後は塩尻を通る度に115系の代走でしたので、一度もナマで見ずしてE127に置き換わってしまったのを当初は口惜しく思っておりました。しかし今回、中山道歩きで塩尻を訪れてみますと、そんなE127でも思わず激写してしまうとは……(笑)。



 とゆーか元々、JREの走るんです車両につきましては、209系がヘロヘロ過ぎてキライ (今はそれ故に走行音は結構好き ^^;)、E217とE231は風船玉のようでシマリがないためキライだったのですが、701やE127につきましては、古い車両を追いやったことへの不満はありこそすれ、車両そのものについてはさほどキライではありません。それはやはり何と言っても、切妻垂直ボディに中央貫通路という、端から見れば面白みのない雰囲気が逆にグッと来るためですし、椅子の座り心地も悪くなく、いざ走り出せば爆走っぷりが凄いのも面白みが感じられます。
 というわけで、こんな感じで撮影したことも記念し、先月KATOから発売された大糸線E127系・1パンタバージョンを買ってしまった……(乗ったり撮ったりすると欲しくなるという悪いビョーキ ^^;)。そして、2パンバージョンを買っておかなかったことを後悔し、再生産を強く希望するものです。中古を買えという声が聞こえてきそうですが、何となくこの車両は新品ピカピカなものを所有したい気にさせられます……。
 そして声を大にして言いたいです。KATOからの701系各色の製品化はまだなのか……と。(仙台・いわて銀河・青い森・秋田それぞれ欲しい……^_^;;)

木曽路歩き鉄 (2) 長野色211系

2017-07-21 12:00:00 | 国鉄型車両


 長らく中央東線に君臨した115系があっという間に211系となった当初、115系喪失の悲しみとともに (しかしそういえば、撮り貯めた画像を全然アップしていない……滝汗) 見慣れない光景に相当戸惑ったものですが、さすがに最近は、中山道を歩くために何度も高尾発6:14の427Mに乗りまくった結果、もう慣れました。そして今や「これから211系は末永く、甲州街道沿いに直流モーター音を響かせまくって欲しい」と熱望するばかりです。他のエリアでかくも世代交代が進んでVVVFばかりになりますと、211系の静かながらもシャープに盛り上がって行く唸り声には聴き惚れずにはいられないというものです。



 ところが、そんな中央東線の長野色211系にも、早くも大きな変化の波が押し寄せてきました。何と、3連の1000・3000番台を中心に、幕のLED化が進みつつあります……。今のところ6連の0・2000番台ではLED化された車両を見かけておりませんが、まぁ時間の問題というものでしょう。したがって、幕の長野色211系は意外と短期政権で終わる可能性があり、今のうちに撮り貯めておく必要がありそうです。
 それはさておき、中央東線鈍行の211系化により、セミクロスとロングのどちらに当たるか、本当にギャンブルになりました……。6連は大体40数%の確率で0番台=セミクロスに当たるかと存じますが、この5~7月に3回427Mに乗った際の成績は1勝2敗でした……(勿論、ロングが敗北です -_-;)。しかし、韮崎を過ぎてからの超ガラ空き車内でしたらロングも悪くなく (←負け惜しみ)、むしろ下手なアコモ改造によって極めて疑問な座り心地となってしまった豊田区115系300番台と比べればマシとすら言えます。というわけで、来週発売となるKATOの長野色211系2000番台もバッチリ予約購入させて頂きます (好きかキライかどっちやねん!)。

木曽路歩き鉄 (1) 313系1700番台

2017-07-20 01:17:00 | JR発足後の車両


 昔の中山道における木曽路の北端は日出塩駅の南にありますが、鉄道面での木曽路の入口は塩尻ということで衆目の一致するところでしょう。そこで、首都圏西部からそんな塩尻へ朝イチで向かうにあたり便利なのが、高尾6時14分発の427Mということになります。途中の長い停車時間は甲府くらいですが、逆にそれは特急に抜かれることなくスイスイ走ることを意味しており、結構便利です。ロングシート編成に当たったらヒサンですが (実際当たりました)。
 そんな427Mに乗って岡谷に着きますと、目の前には天竜峡から来た213Mが到着~。ここで3425Mと列番を変えて、427Mに続行するかたちで松本に向かうことになります。



 この列車は、飯田線からJRC車が松本まで顔を出すという、かつての静岡所属・湘南色115系3連の運用を引きずったもので、基本的には313系1700番台が充当されます。3連前パンの1700番台が入るというだけでも珍な雰囲気があるというのに、さらに1日に1本だけ (確か)、313系が飯田線経由で塩尻・松本に顔を出すという点で、最高にマニアックであると言えましょう。しかもこの1700番台、基本的には神領所属ということで、車内の路線図は名古屋近郊用 (中央西線は南木曽までを表示) となっています。そんな車両が中央西線を通って塩尻に至る機会はまずないということこそをかしけれ……。
 というわけで、木曽路歩き第2回目で南木曽に向かった際には、塩尻での乗り換え時間が有り余るほどあり、必ずしも塩尻まで211系・427Mに義理立てする必要もないため、427Mに先を急ぐ客を渡してガラ空きになった3425Mに乗って、僅か2駅ではありますが塩尻までの移動を楽しんでみました。まぁ乗ってしまえばあくまでフツーの313系そのものですが、とにかくそんな313系に乗って、JRE側から塩尻に入るということ自体の濃いぃ体験に打ち震えたのでした (大袈裟な!笑)。

去りゆく都営10-000形 (2) 10-240F

2017-07-19 10:40:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 先月末のボーナスシーズンたけなわな頃合いに発売された鉄コレ都営10-000形、気が付いてみればアッと言う間に市場から消えてしまったようですが、それは今回の鉄コレの出来映えを意味しているのみならず、実はこの車両が少なくない鉄ヲタの間で静かな人気を誇っているためなのかも知れません。一時代を象徴する額縁マスクにギンギラコルゲート、そして103系を思い出させる集中冷房とグロベンの組み合わせ、電機子チョッパ唸るいぶし銀の走り……。どこをどう見ても、マニアックな趣味性にあふれています♪



 それだけに、いよいよ今年度の新車投入が加速し、ついに10-000形の命脈が尽きようとしているのは悲しい限りです。お世話になっております「茶」様のブログを拝見したところ、スカートが無い最後の編成だった10-240編成も先日若葉台に廃車回送されてしまったとか……。今頃は輪切りにされて北館林 (?) へと旅立つ頃合いでしょうか (T_T)。
 それにしても昨年度の上半期、相模原線沿線の事業所に週一で通ったついでに、都営10-000形を撮り貯めておいて本当に良かったです。今年度の上半期も同様に通っておりますが、今年になりますと10-000形を見かける回数は激減し、ごく僅かな運用に撮り鉄がちらほら群がるという風景を見かけておりますので……。昨年は誰もおらず最高でした! (←今回アップの画像は昨年撮影 ^^;) やはり、消えゆく車両の撮影は、激減を控えて辛うじて当たり前のようにやって来るタイミングに限ります……。

木曽路歩き鉄 (番外1) 遅延大王・四季島E001

2017-07-16 18:47:00 | JR発足後の車両


 JREが去る5月から運行を開始した「TRAINS SWEET 四季島」は、「おひとりさま」には敷居が高すぎ (2人部屋を1人で占有するため運賃1.5倍とか。それに、リア充過ぎる車内で居心地も悪いはず)、ほとんど関心も写浴も湧かなかったのですが、取りあえず目の前に来ればネタ列車として撮るのは悪い話ではないでしょう。そんな機会が、運行開始から僅か1ヶ月半で巡って来ました。自分が乗る列車の大遅延発生というノイズを振りまきながら……(爆)。

 昨日、かねてから進めていた中山道歩きのうち、木曽路ゾーンを完全に歩き終えて「しなの」のグリーン車に乗り (G料金+特急料金2,460円で中津川~塩尻間の先頭に座れますので安い♪)、途中下諏訪で美味いラーメン屋に寄ってから「スーパーあずさ」で帰宅したのですが、定時であれば下諏訪1822発の上諏訪行きがちっとも発車せず、1828発の長野行きに至っては、スーパーあずさ23号と機器トラブルの臨時列車が上諏訪駅を埋めているため、上諏訪の手前で抑止を食らっている云々のアナウンスが……。



 ただ、この時間帯の諏訪湖近辺単線区間ゾーンは普通列車の運行も多いため、「こりゃ大変なことになったぞ……。指令はどう捌くのか」と思っていたところ、スーパーあずさ23号は33分遅れの18時45分に下諏訪通過~。そこでようやく上諏訪行き1542Mが動き出し、アナウンスは「これから順番通りに動かす。スーパーあずさ32号は未だ松本」と告げたのでした。
 というわけで、「あ~あ。早く帰って風呂に入りたいのに。機器トラブルの臨時列車って何だ一体……?」と一思案したところ、「これはもしやすると、5月の中山道歩きの帰りに「はまかいじ」に乗った際、甲府あたりですれ違った『四季島』ではないか?」という見解に達しまして、「それならば既に暗いけどズーム流しで撮ったる」とセッティング。すると……果たせるかな、本当に姿を現しました (笑)。

 まぁ正直、個人的にはあってもなくてもどうでも良い車両ですが、「どうせ超高い金を取って走るなら、技術的に確立されたものを使うのでなければ客に申し訳ないのではないか? つい先日には喜多方で故障し、影響が田園都市線にも及んだとかで (風吹きゃ桶屋の世界!)、これではダイヤを乱しにやって来るだけのドラ息子トレインではないか? もうこの際、DF200あたりを用意して牽かせろ!! (その方がネタ鉄諸氏も大喜びのはず)」と思ったのでした。
 それにしても気の毒なのは、18時台の下諏訪駅にいた鉄ヲタ氏。この列車の到来の前にいつの間にかいなくなってしまいましたが、要は既に暗くなった中、何時まで経っても来ないことにしびれを切らせて諦めたのでしょうな~。
 ちなみに、自分が乗ったスーパーあずさ32号も、結局40分遅れを引きずって八王子に着いたのでした。チーン。