~収録作品~
サーカスの怪人
変装の家
喰顔鬼
ある蒐集家の死
火炎の魔
薔薇の家の殺人
~感想~
『サーカスの怪人』
氏がときどきやる悪いクセとして、事件に本当になんの関わりもないことをさも重要そうにほのめかす、というものがある。ミス・ディレクションだと言われたら言葉に詰まるが、あれはあれでいいのだろうか。
『変装の家』
このタイトルって……台無しにしてません? 素朴な疑問。
『喰顔鬼』
ページ数の問題で窮屈だが、怪奇味ある展開は好み。
『ある蒐集家の死』
矛盾点がいくつか。
1:田中のアリバイの有無を容疑者たちが知っていたり知らなかったりと二転三転していません?
2:川口きららのあの発言が全く意味不明
3:ダイイング・メッセージの基本中の基本を忘れてませんか?
『火炎の魔』
この一編に限った話ではないが、科学的ウンチクに頼りすぎ。
『薔薇の家の殺人』
表題作(?)の面目を保った良作。
~総括~
全体として小粒でピリリと辛くない。物理トリックに頼りすぎの感。
「トリックはいくらでも作れる」とうそぶかれても、こんなトリックばかりでは正直げんなり。
99.6.21
評価:★★ 4
サーカスの怪人
変装の家
喰顔鬼
ある蒐集家の死
火炎の魔
薔薇の家の殺人
~感想~
『サーカスの怪人』
氏がときどきやる悪いクセとして、事件に本当になんの関わりもないことをさも重要そうにほのめかす、というものがある。ミス・ディレクションだと言われたら言葉に詰まるが、あれはあれでいいのだろうか。
『変装の家』
このタイトルって……台無しにしてません? 素朴な疑問。
『喰顔鬼』
ページ数の問題で窮屈だが、怪奇味ある展開は好み。
『ある蒐集家の死』
矛盾点がいくつか。
1:田中のアリバイの有無を容疑者たちが知っていたり知らなかったりと二転三転していません?
2:川口きららのあの発言が全く意味不明
3:ダイイング・メッセージの基本中の基本を忘れてませんか?
『火炎の魔』
この一編に限った話ではないが、科学的ウンチクに頼りすぎ。
『薔薇の家の殺人』
表題作(?)の面目を保った良作。
~総括~
全体として小粒でピリリと辛くない。物理トリックに頼りすぎの感。
「トリックはいくらでも作れる」とうそぶかれても、こんなトリックばかりでは正直げんなり。
99.6.21
評価:★★ 4