~あらすじ~
昭和三年。探偵社を営む系譜学者、忌部言人は依頼された調査のため、友人物集高音とともに紀伊大島に渡る。
当地の漁村で戸長の屋敷を訪れた忌部らを迎えたのは、一家皆殺しの惨殺死体だった。
そこに残された、アルファベットらしき文字が記された意味不明の木片は、明治日本を揺るがした大事件の謎に忌部らを導くのか。
~感想~
覆面作家のデビュー(?)作。
さすがに文体・展開・描写は玄人はだし。珍しく頼りない探偵像は個性にあふれ魅力的。
派手なトリックはないが、緻密に計算されたプロットは見事。圧倒される知識の山も興味を持てれば面白い。
異才の今後を見守りたい。
99.10.8
評価:★★★ 6
昭和三年。探偵社を営む系譜学者、忌部言人は依頼された調査のため、友人物集高音とともに紀伊大島に渡る。
当地の漁村で戸長の屋敷を訪れた忌部らを迎えたのは、一家皆殺しの惨殺死体だった。
そこに残された、アルファベットらしき文字が記された意味不明の木片は、明治日本を揺るがした大事件の謎に忌部らを導くのか。
~感想~
覆面作家のデビュー(?)作。
さすがに文体・展開・描写は玄人はだし。珍しく頼りない探偵像は個性にあふれ魅力的。
派手なトリックはないが、緻密に計算されたプロットは見事。圧倒される知識の山も興味を持てれば面白い。
異才の今後を見守りたい。
99.10.8
評価:★★★ 6