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ミステリ感想-『見えない女』島田荘司

2002年11月13日 | ミステリ感想
~収録作品~
インドネシアの恋唄
見えない女
一人で食事をする女


~感想~
『インドネシアの恋唄』
こんな無名の作品でも全力投球、氏の匂いがそこはかとなく漂う。

『見えない女』
異色作ながらもなぜか既視感に見まわれる。つまり元祖か。

『一人で食事をする女』
解決で全ての謎が割れる造りはさすが。(ネタバレ→)ただ今日的に見て、壁は過去の遺物と化し、悲哀は薄い。

~総括~
珍しい趣向の3編が並んだひと味違う短編集。


02.11.13
評価:★★☆ 5
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